アサヒフードアンドヘルスケア(株)(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:唐澤 範行)は2013年7月4日、新素材『アフリカマンゴノキ』の説明会を開催した。
同素材は、ニガキ科マンゴノキ属の常緑高木で、主に中央~西アフリカやインドなどの熱帯の湿地帯に自生する。緑から黄色のマンゴーのような果実をつけ、その果実や種子は食用として用いられる。
米人気番組で紹介されたことなどからダイエット素材として米国で注目されており、研究も進められている。アフリカ各地で古くから食され、狩猟民族が過剰な食欲を自然に抑制する食材として利用されてきた。
人による試験も行われおり、体重・体脂肪率・ウエストは摂取4週間目以降に有意に減少し、10週目ではそれぞれ13%、18%、16%減少する結果も得られている。血糖値・コレステロールにおいても10週目以降で大幅に減少する結果が出ている。
さらに同社が独自に行った試験では、トクホに採用されているメジャーな脂肪燃焼素材の約7倍もの脂肪蓄積抑制効果が認められたという。
そのメカニズムについては、食欲抑制に働くレプチンの効き目を高めること、脂肪燃焼を促進するアディポネクチンの量を増やすことなどによるとされている。
ダイエット用食品のトップランクブランド「スリムアップスリム」を販売する同社では、同素材が食欲抑制、抗メタボ、脂肪合成抑制が期待できることから、新たなダイエット素材として幅広く訴求できるとして注目している。製品への使用については、現時点では全くの未定という。