気になるほうれい線を目立たなくする方法はないものか。多くの女性の悩みにこたえる美容本「ほうれい線は消せる!」(PHP研究所)が発刊された。著者は、健康美容ニュースで好評連載中の東京警察病院形成外科勤務医、日本抗加齢医学専門医の澤田彰史氏。
ふと見た鏡に映る自分の顔。なぜか随分と老けた印象。大ショック。その原因は、ほおに深く刻まれたほうれい線とあごのたるみ。年齢的に仕方ない。でも、まだ老け込みたくない。そこで駆け込むのが、美容外科クリニック。その選択は悪くはないが、落とし穴がある。
「美容クリニックできれいにするのは毎日はつらつと過ごすために大事なことですから悪くないと思います。ただし、それで安心して、自分でできる手当を全くしなくなると大変なことになります。効果が半減するどころか、効果がほとんどなくなってしまうことさえあります」と澤田氏は警鐘を鳴らす。
同書は、日々の生活の中でできるアンチエイジング法を公開している。ほうれい線・二重あご・首のシワを改善する「まいうー体操」、「キスミー体操」、「42度洗顔」3つだ。きちんと実践すればわずか30日間で効果が期待できるという。
ポイントは顔の筋肉を鍛えること。筋肉といえば、腕や胸や足などの印象が強いが、もちろん顔にも筋肉はある。ただし、普段使われているのは、2割から3割といわれる。また、他の部位の筋肉に比べ小さい。だからこそ、意識的に使うことで、より短期間にトレーニング効果が期待できる。
「通常の筋トレもそうですが、普段使っていない筋肉を使うのではじめはきついかもしれません。しかし、美容外科でたるみ取りレーザーや手術を受ければ数十万円かかるところを、これらを30日間実践するだけで十分な効果を実感できるのであれば、かなりお得ではないでしょうか」と澤田氏。
知らぬ間に老け込んでいた自分の顔を“筋トレ”というアプローチで復活させるノウハウを詰め込んだ同書。読後30日後には、効果を実感し、その喜びの笑顔も、顔トレによって、飛び切りのものとなっているかもしれない。