まちごとタニタで健康サポート。タニタは2014年8月26日、新潟・長岡市で多世代の健康を支援する「ウェルネス・アクティビティー」を展開することを発表した。健康総合企業を標ぼうする企業として、地域活性化と健康増進を促進する。
あの店でもこの店でもタニタ食堂の味。活動量計が会員証代わりになり、市民の健康を見える化。活動量や歩数がポイントとなり、インセンティブをゲット…。今回の同社の取り組みは、これまで蓄積したノウハウを存分に活用するスケールのものとなる。
「今回の取り組みは健康増進の取り組みに体感型のエンターテイメント性をもたせ、健康情報だけでなく、インセンティブも合わせて提供することで、市民の健康管理意識のモチベーションを高めていく、全く新しい健康ソリューション。仕組みから国民の健康を変えていく一歩にしたい」と同社谷田千里社長は意気込みを語った。
施策の目玉であり、キーとなるのが、新業態「TANITA CAFE」(11月2日オープン)。全国初出店となる同店は、施策の中核となり、健康相談などのコミュニケーションや計測スポットとして機能し、市民の健康拠点となる。もちろん、カフェとして健康コーヒーやヘルシーなデザートなども提供される。
「食」を中心に健康サポートするタニタに加え、「運動」の側面からは、bjリーグも参画。健康体操などイベントなどを行うことで、市民の健康をアシストする。
長岡市がその舞台となったのは、長岡市が(社)地域活性化・健康事業コンソーシアムと共同で実施する「多世代健康まちづくり」プロジェクトに同社が参画した縁から。市の協力を得ながら、タニタが、日本が直面する少子高齢化による医療費膨張問題解消へ一石を投じる。