(株)龍泉堂の機能性表示食品「関節の友」がこのほど、消費庁に受理された。機能性関与成分は、「非変性II型コラーゲン」。届出表示は「本品には非変性II型コラーゲンが含まれています。非変性II型コラーゲンには関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています」となっている。
関与成分の非変性II型コラーゲンは、関節対応の新素材として同社が発掘し、数年前から普及啓もうを続けてきた。作用機序が、不足した栄養分を補うというものでなく、腸管免疫に働きかけ、軟骨の破壊を抑制。結果的に軟骨産生を促進するという点で、いわゆる関節系の機能性素材とは一線を画す。
そうした特性に加え、ハーバード大とヒューストン大の著名なドクターが研究・開発に携わるなど、国内外の医療関係者もその可能性に注目。エビデンスも豊富にあり、関節対応の新たな素材としての期待も高まっていた。
今回の機能性表示食品の受理について塩島由晃社長は、「大手企業に負けず、中小企業でも頑張れば出来ることを証明できました」と喜びの声を挙げた。すでにその優れた効果は“実証済み”なだけに、今回の受理は、同素材のさらなる拡販に強力な追い風となる。1000億ともいわれる関節対応素材市場のシェア拡大にも大きな弾みとなりそうだ。