ビーエイチエヌ(株)は、これまでに試験管レベルの試験において、AGEs、CML及びCMAの生成を抑制すること、細胞レベルでのグリオキサール誘導によるCMLの生成を抑制することをツバキ種子エキス末で確認していたが、今回、ヒトモニター試験でツバキ種子エキス末-CD25の糖化抑制効果と、同時に皮膚水分量が高まるかについて検討した。
結果は、血漿AGE濃度は、13名中12名の被験者で値が低下しており、平均値の減少率は約40%で、統計的な有意差が認められた。血漿CML濃度については、有意な差は認められなかったが、平均値の減少率は約13%で、ツバキ種子エキス末-CD25は、ヒトにおいても糖化抑制効果が明らかになった。また、皮膚水分量については、顔においては有意な差ではなかったが、上腕で有意な差が認められた。
糖化は皮膚の弾力を低下させ、肌のくすみの原因となるため、皮膚水分量とともに肌のアンチエイジングに深く関わっていると言われている。同試験において、ツバキ種子エキス末-CD25は「生体内の糖化を抑制すること」、「皮膚水分量を増加させること」をヒトモニター試験で明らかにし、アンチエイジング効果、美容効果が期待できることが確認された。