（株）販売促進研究所（東京都千代田区麹町）は、全国の老人介護施設（特養・老健・長期療養型医療施設）における「成人用紙おむつ」の使用量調査（調査施設数：３２1施設、調査期間：２008年9月～２009年9月）を実施し、日本全国の老人介護施設（厚労省事業所調査：11,935施設）で使用されている「成人用紙おむつ」の製品別・施設タイプ（特養・老健）別・エリア別・月別に詳細な動向を統計データとして拡大推計し、その介護施設パネルインデックス（KPI）のデータを公表した。
同調査によると、日本全国の介護保険適用の老人介護施設全体では最新1年間で17億18百万枚の成人用紙おむつが使用されており、仕入れ金額に基づく市場規模は５５0億11百万円と推定された。
使用数量の施設タイプ別構成は、特養：５３％、老健：３0％、長期療養型医療施設：17％であった。
同じく使用数量の製品タイプ別構成は、パンツタイプ：7％、テープタイプ：9％、パッド小（55cm未満）：４５％、パッド大（55cm以上）３8％であった。
また老健でのパンツタイプの構成比は9％・使用施設率は89％と高く、被介護者の自立に向けたリハビリへの取組みの様子がうかがえた。
各製品タイプ別金額シェアに基づくメーカーランキングは、以下の通りであった。
紙おむつトータル パンツタイプ テープタイプ パッド（小） パッド（大）
1位 ユニ・チャーム ユニ・チャーム ネピアテンダー ユニ・チャーム リブドゥ
２位 リブドゥ リブドゥ リブドゥ リブドゥ 大王
３位 大王 光洋 大王 ネピアテンダー ネピアテンダー
４位 ネピアテンダー 大王 ユニ・チャーム カミ商事 白十字
５位 白十字 ネピアテンダー メンリッケ 白十字 ユニ・チャーム
この「介護施設パネルインデックス（KPI）」の調査は、年２回の継続調査として実施され、日本の老人介護施設全体の動向をレポートしてまいります。
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