トレンダーズ株式会社 (東京都渋谷区)は、23~71歳の女性栄養士224名に対して「栄養士の意識・実態調査」を実施した。栄養士が普段受けている相談の内容や、栄養士が便秘の人にオススメする食品などが明らかとなった。
調査期間:2010年11月26日~12月8日
調査対象:23~71歳の女性栄養士 合計224名
調査方法:インターネット
調査機関:株式会社リンクアンドコミュニケーション(かわるPro)
■ 栄養士が女性から受ける相談、最も多いのは「便通」!大腸がんのリスクも・・・
様々な食の栄養に精通する栄養士。食への関心が高い現代で、栄養士はどのような相談を受けているのだろうか。
「20代~30代の女性から、今まで相談を受けた悩みで最も多かったものは何ですか?」と聞いたところ、一番多かったのは、「便通について」で42%。以下、「間食について」(21%)、「野菜不足について」(11%)、「貧血について」(7%)、「肌荒れについて」(6%)と続いた。
20代~30代の女性にとって、大きな悩みとなっている便通。そこで、「便通異常に関するリスク」を聞くと、「肌荒れとぽっこりお腹。(33歳)」、「便秘による肌荒れや腹部のハリ、またそのことによるストレスやアレルギー症状の悪化など。(30歳)」、「代謝力の低下だけでなく、大腸がんへつながる危険がある。(28歳)」、「肌荒れ、大腸がんの危険性。(44歳)」などの意見があがり、ぽっこりお腹や肌荒れだけでなく、大腸がんの危険性まであると回答した栄養士が多く見られた。「便通」のトラブルは、女性にとってストレスを引き起こしたり、病気に発展するリスクまであることになる。
ちなみに、20代~30代の男性から受ける相談についても聞いたところ、「食事をする時間帯について」(44%)や、「野菜不足について」(36%)が多く、女性とは違いが現れる結果となった。
■ 便秘にオススメの食品、1位は「ヨーグルト」! プロバイオティクス系が注目
では、便秘の人に栄養士がオススメする食品はどのようなものなのだろうか。「便秘の人にオススメできる食品は何ですか?」という質問に対して、ダントツで1位となったのが「ヨーグルト」。81%と、8割の栄養士が回答し、2位の「バナナ」(33%)を大きく引き離す結果となった。その理由として、乳酸菌や食物繊維の整腸作用が多くあがった。3位以下は、「野菜類」(29%)、「海藻類」(21%)、「ごぼう」(20%)と続いた。
ちなみに、便秘の人にオススメできるヨーグルトの種類としては、「プロバイオティクス系」が圧倒的に多く、92%。次いで、「フルーツ入り」(31%)、「野菜入り」(31%)、「低カロリー」(23%)、「無糖」(19%)、「無脂肪」(16%)の順となった。
便秘の人にオススメの食品として、8割の栄養士が回答したヨーグルト。中でも「プロバイオティクス系」が有用という回答があがり、便秘に悩む人は試してみる価値はありそうだ。