株式会社マンダムは兵庫県神崎郡の福崎工場敷地内に新生産棟を建設、工場全体を一体化し、2021年9月16日に竣工しました。
自動化や少人化を更に進め、安心・安全・生産性の向上を図るとともに、環境負荷の低減や化粧品工場としての魅力も兼ね備え、また、フレキシブルな生産体制が敷ける設計により、生活者の変動する需要にも対応します。今後も福崎工場は、新たな生産体制で継続してグループのイノベーションセンターとして変革・挑戦を行います。
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■ 新工場建設の背景
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マンダムグループは、日本、インドネシア、中国の3拠点に⼯場を有し、国内唯一の生産拠点である福崎工場は、日本国内と海外向けの製品づくりだけでなく、海外生産拠点に対してグループをリードする技術革新や人材育成支援といったイノベーションセンターとしての役割も担っています。
同社創業100周年にあたる2027年のありたい姿「VISION2027」※1 の実現に向けた企業基盤整備のため、「ひと・環境にやさしく、未来を創造する工場」をコンセプトとして、2019年より新生産棟の建設を開始しました。
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■ 新工場の特長
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【1】 一棟完結型工場となり、効率的で高品質なモノづくりが可能に
従来の剤型別分散型の工場から全剤型集約型の工場へと生まれ変わることで、大幅な自動化やIoTの活用が可能になり、安全性・生産性の向上により効率的で高品質なモノづくり体制を確立しました。
例えば、無人搬送ロボットを導入し、人を介さずに次工程へ移送することにより、従業員の重筋作業を軽減し、人とロボットが協働でモノづくりをする現場を実現しました。また、既存棟とは連絡通路で接続し移動可能にしたことで、原材料搬入から製品が完成するまで人とモノが屋外に出ることがなくなり、従業員動線の削減に加えてクリーンな環境を維持し、品質向上に寄与できるようになりました。
(写真:無人搬送ロボット)
【2】太陽光パネルによる自家発電や重力を利用した中味移送により、環境負荷を低減
新工場屋上には太陽光パネル1,728枚を設置し、晴天時において最大500kWの電力自家発電が実現しました。新工場生産エリアの構造は、製造工程で上層階から下層階へ重力を利用して中味を移送する省エネ設計にしています。更に移送距離を最短化することで中味ロス及び洗浄水量や使用電力の削減を実現し、環境負荷低減に寄与しています。
(写真:屋上の太陽光パネル)
【3】従業員が安全・安心に、快適に働ける環境整備に加え、魅力ある工場として来場者が楽しめる空間に
安全設備の強化に加え、リラックスできる休憩室やスタイリッシュな食堂など従業員が安心して快適に働ける職場環境を整備しました。また、工場に来られた方が、生産ラインの上部からモノづくり現場を臨場感をもって見学できる空間を設計しました。更に、清潔感や透明感のあふれる大きなガラス面の建屋で開放感のあるエントランス、プレゼンルームも完備し、魅力ある工場に生まれ変わりました。
(写真:臨場感あふれる見学者通路/開放感のあるエントランス)
※1 「VISION2027」については、下記 URLをご参照ください。
https://www.mandom.co.jp/ir/src/strategy.htm
【詳細は下記URLをご参照ください】
・株式会社マンダム 2021年9月16日【PDF】発表
・株式会社マンダム 公式サイト