2022年9月28日、株式会社資生堂の連結子会社でEMEA地域本社のShiseido Europe S.A.(所在地:フランス パリ)は、皮膚上の細菌に注目したマイクロバイオームを応用したスキンケアブランド「Gallinée(ガリネー)」を所有するGallinée Ltd(本社所在地:英国 ロンドン)と、同社を買収することに同意し、株式譲渡契約を締結しました。
株式会社資生堂は、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」のもと、同社の強みを活かしたスキンビューティー領域への注力をすすめており、2030年までにこの領域における世界No.1の企業になることを目指しています。
同買収によって、マイクロバイオームという新たな価値を持つスキンケアブランドを同社のポートフォリオに加えることが可能となり、スキンビューティー領域を一層強化していきます。
マイクロバイオームは外部環境からの保護など皮膚や健康にとって重要な役割を果たしており、マイクロバイオームスキンケアは新しい発想のスキンケアとして近年欧州を中心に注目を集め、今後大きな成長が見込まれています。「Gallinée」は、2014年に世界的なマイクロバイオーム研究の第一人者である薬学博士Marie Dragoが立ち上げたブランドで、プレバイオティクス、プロバイオティクスそしてポストバイオティクス(*)の特許取得成分を配合した製品により皮膚上のマイクロバイオームの環境を整えます。
同社は「Gallinée」によって、マイクロバイオームに関心を持つ新たな顧客層を獲得するとともに、ヨーロッパイノベーションセンターを中心とする同社研究機関でマイクロバイオームの研究を加速するなど、R&D領域で新しい価値創出を図ります。ブランドの創始者Marie Drago博士は、資生堂EMEA CEOのFranck Marillyのもと、EMEA地域本社のチームとともに引き続きブランドをリードし、同社が展開する事業インフラにより、同ブランドのさらなる発展を実現していきます
(*)プレバイオティクス:皮膚に良い働きをする細菌の餌となる成分、プロバイオティクス:皮膚に良い働きをする細菌、ポストバイクティクス:細菌(プロバイオティクス)が餌(プレバイオティクス)を摂取する際の副産物
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 「Gallinée」の概要
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「Gallinée」は誰もが持つ皮膚の細菌の働きを研究し、そのバランスを整えることで皮膚のバリア機能を高め、全身をケアする製品を開発しました。スキンケア製品に加え、ボディーケア、ヘアケア、サプリメントなど全17品種を、英国とフランスを中心に販売しています。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・株式会社資生堂 2022年9月28日発表
・株式会社資生堂 2022年9月28日【PDF】発表
・株式会社資生堂 公式サイト