企業の健康経営®及び生産性向上を支援する株式会社センス・イット・スマートは、自社開発の行動変容促進型ウォーキングアプリ「運動サプリ®、運動サプリ®GH(以下「本アプリ」)」が、第三者機関である人間生活工学研究センター(HQL)による専門的審査を経て健康経営®支援サービスとして初の人間生活工学認証を取得しました。
■認証取得済ディスクリプション
「歩行習慣の向上をサポートする」
「運動習慣の形成と維持を支援する」
「運動への参加を刺激する動機づけ支援」
■人間生活工学的機能の名称
「平均歩数向上」
「運動習慣の定着化」
「運動無関心層の歩数が向上する」
これまで企業の健康経営®推進担当者が、自社に最適な健康経営®支援サービスを調査・選択する際、主にサービス提供会社の資料や他社の利用事例など、限られた情報を基に判断していました。
同社は、健康経営®を推進する企業に対して、自社の健康経営®支援サービスを単にアピールするだけでなく、第三者機関による「公正、中立」な審査を経て情報を公開するという社会的責任を果たすべきと考えています。
同社はこの方針に基づき、企業が健康経営®を推進する際に、科学的に効果が証明された健康経営®支援サービスを選択できる環境を整えたいと考えています。第三者機関の認証を取得した健康経営®支援サービスを導入することは、従業員の健康改善に寄与し、企業の生産性向上やリスク管理の強化にもつながります。
同社は、企業の健康経営®推進担当者がサービスの知名度や発信力に頼るだけでなく、科学的根拠に基づいたサービスを選択できる環境整備を推進してまいります。
運動サプリ®、運動サプリ®GHの人間生活工学認証取得内容
同アプリは、人間生活工学研究センター(HQL)による専門的審査を経て、サービス分野で初の人間生活工学認証を取得しました。
・認証番号:第24070100号
サービス分野で初めて人間生活工学認証を取得したということは、当社がこれまで国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で保有する歩行に関する特許技術や自社独自の行動変容特許技術IDOM*1を活かし「運動サプリ®」と「運動サプリ®GH」を健康経営®における従業員の運動機会の向上支援サービスとして開発・運用してきた実績が、第三者機関である人間生活工学研究センターに正しく評価されたものと考えております。
以下の三つの人間生活工学的機能の認証を取得しました。
ディスクリプション(人間生活工学的機能に関する当該製品・サービスの記述・表示)
1.「歩行習慣の向上をサポートする」
2.「運動習慣の形成と維持を支援する」
3.「運動への参加を刺激する動機づけ支援」
人間生活工学的機能の名称
1.「平均歩数向上」
2.「運動習慣の定着化」
3.「運動無関心層の歩数が向上する」
人間生活工学認証とは
人間生活工学認証とは、人間生活工学ガイドラインに基づいて科学的に開発され、情報公開された、人間に対する機能製品・サービスです。人間の身体・生活特性に基づき、科学的・工学的に開発され、情報公開された製品・サービスであることを審査・認証するものです。
人間生活工学認証取得の背景
同アプリは、行動経済学に基づいて本アプリユーザーの行動を変え、持続可能な健康習慣を築くことを目的としています。特に、行動経済学を活用した当社特許技術IDOM*1を用いて、本アプリユーザーの健康活動を効果的に促進します。
自社に最適で効果の期待できる健康経営®支援サービスを選定する難しさ
企業が多様な健康経営®支援サービスの中から自社に最適で効果的なものを選ぶのは容易ではありません。知名度や発信力のある健康経営®支援サービスが選ばれる傾向がありますが、最終的な選定基準として知名度に頼るのではなく、第三者機関からの認証を受け、信頼性と効果が科学的に証明されているサービスを選ぶことが重要です。
同アプリのような第三者機関からの認証を受けたサービスは、その信頼性と効果を科学的に証明するものであり、導入検討の重要な情報源であり、企業が安心してサービス導入を評価検討することが出来ます。
このような背景から、同社は、第三者機関による「公正、中立」な審査を経た上でサービス情報を公開するという社会的責任を果たすため、人間生活工学研究センターの人間生活工学認証を申請し、この度その取得に至ったものです。
今後、人間生活工学認証に関連し当社が注力する分野について
同社はこの認証取得を契機に、以下に掲げる「企業の健康経営®支援」と「健康経営®支援サービスの第三者認証取得支援」を通じて、企業の健康経営®推進担当者が、自社に最適で効果的な健康経営®支援サービスを選択できる環境づくりに貢献いたします。
企業の健康経営®支援
企業が健康経営®を効果的に推進できるように、認証を取得した同アプリを導入していただくことで、運動促進を主軸とした健康経営®支援サービスを提供します。このサービスにより、企業従業員の健康増進を支援し、導入企業の持続可能な成長を実現することができます。
健康経営®支援サービスの第三者認証取得支援
同社では、ヒトの健康に関連する製品の効果を調査・検証するエビデンス取得支援事業を行っています。この事業では、製品やサービスの科学的効果を証明し、その信頼性を高めるためのデータを取得・提供します。健康経営®支援サービスを提供している企業に対しては、人間生活工学認証などの第三者認証取得のためのエビデンス取得支援を行います。
運動サプリ®、運動サプリ®GHについて
「運動サプリ®」と「運動サプリ®GH」は、行動経済学に基づき開発された行動変容促進型ウォーキングアプリです。同アプリでは、スポンサーがチャレンジャーのために供託金を預け、チャレンジャーがウォーキングチャレンジに取り組みます。
スポンサーは、自分自身、家族、友人、または企業や団体などで、チャレンジャーのウォーキングを支援する立場の人や組織です。スポンサーは、ウォーキング期間、目標歩数、供託金の金額、ウォーキングチャレンジ成功時・失敗時の供託金の配分を設定してチャレンジを作成します。
その際、スポンサーは自身の暗号資産(運動サプリ®)やポイント(運動サプリ®GH)を供託します。チャレンジャーは、スポンサーが作成したチャレンジに取り組む人を指します。チャレンジャーは、スポンサーによって設定されたウォーキングチャレンジを行います。チャレンジ成功時・失敗時ともに、供託金は事前に設定した配分率に従って配布されます。
この配分を最適化することにより、「もらえるはずのインセンティブを失いたくない」という損失回避の心理や、「大切な家族のために頑張ろう」という利他性の感情に働きかけ、チャレンジャーの行動変容を促します。
同アプリは、当社特許技術IDOM*1を使用しています。
*1運動サプリ®、運動サプリ®GHは、株式会社センス・イット・スマートが有する特許技術IDOM(IncentiveDrivenOutcomeManagement)を使用しています。
(国内取得済特許)「チャレンジ支援システム」(特許第6696672号)、「プログラム、チャレンジ支援システム、チャレンジ支援方法、端末」(特許第6762647号)、「プログラム、チャレンジ支援システム、チャレンジ支援方法、端末」(特許第7464334号)
(海外取得済特許)韓国(特許第10-2482357号)、台湾(発明第I822932号)
特許技術IDOMについて
一般的なインセンティブ配布方法は、インセンティブ配布対象活動(以下「チャレンジ」)が成功した場合、活動実行者(以下「チャレンジャー)にインセンティブが配布され、失敗した場合にはインセンティブ提供者(以下「スポンサー」)がインセンティブを回収します。
同社特許技術IDOM*1では、チャレンジ成功時および失敗時のインセンティブの配布先を事前に自由に設定できるため、チャレンジが成功する可能性を高める最適化を行うことが可能です。
下図は、ウォーキング大会における一般的なインセンティブ配布方法と同社特許技術IDOM*1のインセンティブ配布方法の比較図です。
一般的なインセンティブ配布方法の場合、企業がスポンサーとなり、参加者Aさんがチャレンジに成功するとインセンティブがAさんに配布され、チャレンジに失敗すると企業にインセンティブが回収される仕組みです。一般的なインセンティブ配布方法では、Aさんが歩くか否かについては、自分がインセンティブを貰いたいか否かに限定されます。
一方、同社特許技術IDOM*1のインセンティブ配布方法の場合、企業がスポンサーとなり、参加者Aさんがチャレンジに成功するとインセンティブがAさんだけではなくBさん(Aさんと仲が良い同僚)にも配布され、チャレンジに失敗すると企業にインセンティブが回収されるだけではなく、Dさん(Aさんのライバルの同僚)にインセンティブが配布される仕組みです。
この仕組みにより、Aさんは仲が良い同僚のBさんの為にも歩こうという気持ちと、失敗してライバルのDさんにインセンティブが渡ってしまうということは避けたいという気持ちが促されるため、Aさんは意欲的にチャレンジ成功に向かって歩くことができます。
企業が供託したインセンティブの配分先をチャレンジャーが意欲的に活動を促す最適なモデルとすることが出来るのが当社特許技術IDOM*1によるインセンティブ配布方法です。
特許技術IDOM*1を搭載した運動サプリ®、運動サプリ®GH
運動サプリ®、運動サプリ®GHは、特許技術IDOM*1により、従来のウォーキングイベントで実施されている一般的なインセンティブ設計の「歩くと自分がポイントをもらえて得をする」だけではなく「歩かないと自分がポイントを失い損をする」、「自分が歩かないと同僚、家族等がポイントを失い損をする」等のディスインセンティブの設計が可能です。
このような多様なインセンティブ設計により、本アプリを利用するユーザーに「損失回避」や「利他」の気持ちを想起させ、ユーザーのウォーキングを促します。
上記によって、ユーザーが運動サプリ®、運動サプリ®GHを利用すると、人間生活工学認証を取得した以下のような効果があります。
- 歩行習慣の向上をサポートすることで平均歩数が向上する。
- 運動習慣の形成と維持を支援することで、運動習慣の定着化する。
- 運動への参加を刺激する動機づけ支援ことで、運動無関心層の歩数が向上する。
下図は、企業がウォーキング大会を一般的なインセンティブ設計で行った場合と、同社特許技術IDOM*1のインセンティブ設計で行った場合で比較したものです。
一般的なインセンティブ設計によるウォーキング大会では、運動無関心層のAさんが歩くか否かについては、Aさんがインセンティブを貰いたいか否かに限定され、運動に無関心なAさんは歩かなかったら自分がインセンティブをもらえないというだけで、頑張って歩こうとしません。
一方で、同社特許技術IDOM*1を活用したインセンティブ設計によるウォーキング大会では、Aさんは配偶者の為にも歩こうという気持ちと、失敗するとライバルにインセンティブが渡ってしまうということは避けたいという気持ちが促されるため、Aさんは意欲的にチャレンジ成功に向かって歩くことができます。
取得特許について
株式会社センス・イット・スマートの取得特許関連情報は以下の通りです。
(国内取得済特許)「チャレンジ支援システム」(特許第6696672号)、「プログラム、チャレンジ支援システム、チャレンジ支援方法、端末」(特許第6762647号)、「プログラム、チャレンジ支援システム、チャレンジ支援方法、端末」(特許第7464334号)
(海外取得済特許)韓国(特許第10-2482357号)、台湾(発明第I822932号)
この他、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同特許「歩行動作評価システム及び歩行動作評価方法(特許第5315504号)」および「支援システム及び支援方法(特許第5459636号)」を保有しています。
※運動サプリは、株式会社センス・イット・スマートの登録商標です。
※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
【詳細は下記をご確認ください】