株式会社ファンケルは、お客様お一人おひとりが、年齢を気にすることなく、心身ともにすこやかに生きていく=Good Aging をかなえるための様々な研究を行っております。
その一環として、普段から腰痛を自覚する方を対象に、プロテオグリカン*1、テアニン*2、ヒハツエキス*3、クレアチン*4、α-リポ酸*5、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12 を含むサプリメントを摂取した場合の、腰痛の諸症状への影響について検証をいたいしました。この結果、サプリメントの摂取によって、腰痛の症状が有意に改善することを確認しました。
また、腰痛を悪化させる、「腰のコリ」、「腰のハリ」、「腰の冷え」、「腰の重さ」についても、サプリメントの摂取によってその症状が有意に軽減していることが確認されました。なお、この研究成果は、2013 年9 月21 日~23 日に行われた「第68 回日本体力医学会大会」において発表しております。
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以下に研究の概要および結果をお知らせいたします。
◎研究の経緯・目的
慢性腰痛は、有訴率の高い症状にも関わらず、根本から治療できる薬は存在しないため、運動や食事など生活習慣の改善による予防が重要とされています。しかし、現代社会において、このような生活習慣の改善は必ずしも容易ではないため、腰痛の症状そのものではなく、根本原因に着目した成分を複合的に配合したサプリメントを8 週間毎日摂取することで、腰痛の諸症状が緩和できるか検証を行いました。
◎研究の方法
普段から腰痛を自覚する成人男女79 名(24~72 歳)を対象に、プロテオグリカン、テアニン、ヒハツエキス、クレアチン、α-リポ酸、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12 を含むサプリメントを8 週間連続で摂取するグループ(以下サプリメント群)と、プラセボ(偽薬)を摂取するグループ(以下プラセボ群)の2 つのグループに分け、 試験開始前、4 週間後、8 週間後の3 回にわたり調査を行いました。調査は、直感的かつ感覚的に腰痛を評価する「視覚的評価スケール(Visual Analogue Scale、以下VAS)*6」と、主観的に腰痛を評価する、「疾患特異的・患者立脚型慢性腰痛症患者機能評価尺度(Japan Low Back Pain Evaluation Questionnaire、以下JLEQ)*7」のアンケートに回答していただき、腰痛の諸症状の改善傾向について検証を行いました。
用語解説 】
※1:プロテオグリカン・・・
軟骨の構成成分で、ヒアルロン酸と同程度の保水効果がある。プロテオグリカンは、細胞増殖や成長に関わり、軟
骨の合成と分解のバランスを整える働きがあり、軟骨分解による損傷を抑えることが期待できる。
※2:テアニン・・・
緑茶に含まれるアミノ酸で、摂取すると脳内でα波が増加する。α波にはリラックス効果があり、自律神経に働きか
け、硬直した筋肉を緩める。
※3:ヒハツエキス・・・
コショウ科の植物。血行促進に働きかける。
※4:クレアチン・・・
アミノ酸の一種。筋肉へのエネルギー供給に働きかけるほか、運動時における筋肉疲労の回復を早め、筋肉量の
減少を抑える働きもある。
※5:α
リポ酸・・・
エネルギー代謝に関わる補酵素。クレアチンと一緒に摂ると、クレアチンの取り込み量を増やし、働きをサポートする。
※6:視覚的評価スケール(=Visual Analogue Scale、VAS)・・・
10cm の直線の、左端を「0=痛みはない状態」、右端を「100=これ以上の痛みはないくらい痛い(これまで経験した一
番強い痛み)状態」として、現在の痛みが直線上のどの位置にあるかを示す方法。診療の場で最も多く使われている。
※7:疾患特異的・患者立脚型慢性腰痛症患者機能評価尺度
(=JLEQ<Japan Low Back Pain Evaluation Questionnaire>)・・・
腰痛症患者の痛み、日常生活の状態、普段の生活、健康状態についてお尋ねするアンケート形式の評価方法。
【お問合せ】
株式会社ファンケル
社長室 IR・広報グループ 三澤 敬之 ・ 油井 紀理子
〒231-8528 横浜市中区山下町89-1
TEL:045-226-1230/FAX:045-226-1202
※研究の結果および考察、詳細は下記URLをご参照ください
◎株式会社ファンケル 2013年9月27日発表
http://www.fancl.jp/company/news/pdf/2013.09.27youtsuunokennkyuurelease.pdf