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子ども用の花粉防御用眼鏡による顔のけがに注意/国民生活センター

20130225_g01.jpg花粉防御用眼鏡は、花粉が目に入ることを防ぐため、フレームの張り出しが通常の眼鏡より顔面に近くなる形状となっている(写真1、2)。子ども用の花粉防御用眼鏡をかけて体育を行っていた児童が友達とぶつかり左目の上を眼鏡の縁で切るなどの事故情報がPIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)(注1)および医療機関ネットワーク(注2)に入力された。今後の被害の未然防止のため消費者に情報提供するとともに、使用にあたっての注意喚起を行いたい。

(注1):PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)とは、国民生活センターと全国の消費生活センターをオンラインネットワークで結び、消費生活に関する情報を蓄積しているデータベースのことである。
(注2):医療機関ネットワークとは、2010年12月から運用が開始された消費者庁と国民生活センターとの共同事業で、消費生活において生命または、身体に被害が生じる事故に遭い医療機関を利用した被害者から、事故の詳細情報を収集するものである。

■主な事例
【事例】
 7歳男児の花粉症がひどいので、ドラッグストアで花粉症用の眼鏡を昨日購入した。本日学校に付けて行ったが、体育の授業中に他の児童が走ってきて顔面にぶつかり、眼鏡の縁で左目の上を6cmくらい切り8針縫った。眼鏡の縁がゴムで覆われておらず、幅もせまい。
【事例】
 花粉防御用眼鏡をかけていた7歳男児が、3段ある玄関ポーチで転倒し、前方の門扉に頭を打った際に花粉防御用眼鏡が左眉に食い込み、約4cm切り、9針縫うけがを負った。眼鏡に損傷や変形はなかった。眼鏡にゴムなどの柔らかい素材を使用していればこのようなけがはしなかったのではないかと思う。

【お問合せ】
本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

【関連資料】
◎子ども用の花粉防御用眼鏡による顔のけがに注意 国民生活センター 2013年2月25日発表
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130221_2.html

◎[報告書本文] 子ども用の花粉防御用眼鏡による顔のけがに注意[PDF形式](169KB)
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130221_2.pdf

◎国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/

2013年02月25日 15:20

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