高い抗菌作用で知られるマヌカハニーに「口腔内抗菌効果」および「口臭防止効果」が確認された。
口腔内抗菌効果は、まず摂取前の口腔細菌値を100%とし、その後、キャンディを3分間舐めた後の口腔細菌値を測定。対象群にはマルチトールキャ ンディ、口臭防止用キャンディ、プロポリス(BIO30)入りマヌカハニーキャンディキャンディ(MGO400+、BIO30)を使用。マヌカハニーは MGO550+のものを使った。
その結果、マヌカハニーMGO550+、プロポリス入りキャンディに強い抗菌効果があることが確認された。口腔殺菌由来ウレアーゼ活性では両製品が、マルチトールキャンディの約4分の一、口臭防止用キャンディの約3分の一だった。
口臭防止効果は、摂取前の口臭測定値を100%とし、その後、口臭防止商材を3分間舐めて10分後の口臭値を測定。対象群には、錠菓2種、ソフトカプセル、グミ、ガム、キャンディ、のどあめを使用。マヌカハニーはMGO550+を使った。
その結果、マヌカハニーMGO550+に強い消臭効果が認められた。マヌカハニーを除き最も口臭防止効果が高かったグミと比較しても2倍近い効果が認められた。
ニュージーランドに実生するマヌカの花からとれるマヌカハニーは、含有される食物メチルグリオキサール(MGO)に、他のハチミツにない強い抗菌 作用があり、ピロリ菌や虫歯菌、歯周病菌などにも有効といわれる。現地では民間医療の治療薬としてもその地位を確立。「MGO」は抗菌作用の新指標として 昨春より採用され、主流になりつつある。
国内では(株)コサナ(東京都中央区)が「MGO」マークを採用するニュージーランドのマヌカヘルス社の輸入総代理元としてマヌカハニーを販売している。今回の結果により、新たな提案による拡販が期待される。