カフェバー「トラベルカフェ」を全国展開する（株）インストアメディア社（神奈川県横浜市、荒井隆是社長）と（株）ワイネットプランニング（東京都港区、米澤幸夫社長）は4月1日より、「トラベルカフェ」のファッションブランドとしての展開をスタートした。すでに10社とライセンシーを締結。情報発信拠点となるオンライン版もオープンしている。
同プロジェクトは「旅」をテーマにカフェ、ＷＥＢ、百貨店、航空などさまざまな業態とのクロス展開などを見据え、消費を活性化させるビジネスモデル。従来の「モノ発想」の消費から「コト発想」の消費への転換を図ることで、ライフスタイルに絡めた商品提案、情報発信等を展開。ライセンシー企業がひとつの共同体として、有機的かつ横断的に顧客をシェアしていく。
ブランドコンセプトは、「軽快に魅せる、トータル・トラベルファッション」で、20%のトレンド性と80%の独自性をイメージする。想定シーン&オケージョンは、ビジネス&バカンスにおけるトラベルシーン。ターゲット層は、旅行を通じて自分自身を高める30代女性とする。
健康美容業界から同プロジェクトに名を連ねる（株）龍泉堂（東京都豊島区、八重勉社長）は、化粧品とサプリメントを出品。
サプリメントは「トラベルカフェ／ヌードドレッシング」ブランドとして、低分子コラーゲン・トリペプチドのほかヒアルロン酸、プラセンタセラミドなどを配合した「エステコラーゲン」、厳選した7種のベリーにアスタキサンチン、ビタミンＥ、β―カロテンなどを配合した「エステベリー」の2製品を販売する（4月1日～）。エステコラーゲンは顆粒の分包タイプで、旅行中、コーヒーや飲料に入れても違和感なく飲めるよう工夫されている。
化粧品は、参考出品だが、「旅行に行って日焼けして帰ってくるのではなく、旅行中に普段の悩みを集中ケアする」ことをコンセプトに現在開発中。携帯性や機内での使用などを視野に入れ、パッケージや材質などを吟味、これまでにないタイプの製品となる模様だ。夏ごろには発売となる見通し。
同社取締役で開発・生産管理・海外事業担当の塩島由晃氏は、同プロジェクトへの参加について「カフェやファッション、バッグ、旅行業などのさまざまなジャンルが旅というひとつのテーマに横断的に絡んでおり、我々としては従来入り込めなかったような分野への製品展開ができる。これは大きなメリット」と期待を寄せる。
健康美容カテゴリーでは、契約期間中、同社がライセンシーを独占できるため、今後、商品開発ペースも加速させる予定という。なお、同プロジェクトで販売する製品は、従来の販路での販売も行う。
「エステコラーゲン」（2.5g×20包）、「エステベリー」（560㎎×2粒×20包）の税込の希望小売価格は、ともに6,930円。
