NPO法人日本エステティック機構(東京都千代田区、奥野貴司理事長)は2009年6月23日、都内で「第5回 通常総会」を開催した。
最初に理事長代行から理事長に就任した奥野氏があいさつ。同機構が行うエステティック認定事業が着実に業界の適正化に寄与しつつあると認識する一方で、サロンの認証数は伸び悩んでいる現状を明かした。
その理由として、奥野理事長は景気低迷による消費減による業況悪化、認証対象から保留されている光脱毛導入サロンの増加、などを挙げた。厳しい状況にありながらも、全国各地で行う説明会では参加者も増えており、その理解度は向上していると報告した。
今年度、同機構は、エステティックサロン認証で700件を目標としているが、現状では厳しい状況。奥野理事長は「メリットは自分のサロンだけでなく業界全体のイメージ回復にもつながることを意識して取り組んでいただきたい」と訴え、認証数の増大を促した。
現在までに同機構は253サロンの認証を行っているが、全体数からすれば、ほんの一握り。そうしたことから今年度も引き続き、エステティックサロン経営者やエステティック機器事業者、そして一般消費者へ認証制度の普及活動を最重要課題とし、制度の普及拡大を図っていく、としている。