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人と環境に配慮した次世代型PPバンド

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“人への優しさ”と環境配慮性に優れた次世代型PPバンドが開発された。同業界最大手、積水樹脂(産業資材事業部=東京都港区)が9月より販売を開始した「ゆう(優・結)バンド」がそれ。特殊な技術・製法(特許)により、手に優しく開梱後もかさばらず、CO2を削減し、梱包機適性も良好なPPバンドを製品化したもので、梱包・結束分野の画期的な動きとして今後の動向が注目される。

製品名である「ゆうバンド」の「ゆう」は、「優しさ」と「結ぶ」の意味を兼ね合わせている。この意味通り、同社独自の技術と製法により、従来のPPバンドの範疇を超えた、まったく新しいタイプのPPバンドとなっている。

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やわらかく、手にも荷物にも優しい製品。梱包・結束する場合、手などが切れる懸念がないほか、バンド特有の反発を押えているため、開梱後のかさばるバンドのゴミも小さく結んで廃棄できる。

やわらかくても機械適性が良好で、現在使用中の自動梱包機および半自動梱包機で使用できる。梱包機メーカーでのテストも良好で高い評価を受けているという。1巻3000㍍巻きと長尺仕様により、バンドの交換頻度が低減でき作業効率もアップする。

環境配慮性にも優れる。同社独自の製造技術を用いたエコ設計により、「CO2排出量」を約16%削減(同社Jタイプ比)。加えて、環境に配慮した「リターナブルコア」の採用と長尺仕様により、使用後の外装紙や紙管などの副資材廃棄物が約75%削減(同社Jタイプ比)できる。

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規格は幅15・0㍉×長さ3000㍍で、梱包単位は2巻入り。黄・青の2色揃えておリ、要望の多い白も近々ラインナップの予定。

なお、上市に先立ち実施したテスト販売では、同バンドの持つ機能性(手や梱包物に優しく・開梱後もかさばらないなど)が高く評価され、既に食品メーカーなどに採用されており、順調な滑り出しを見せている。

2009年10月01日 10:21