(株)インカント(東京都千代田区、中田賢一郎社長)はこのほど、オーガニックアルガンオイル「ラ・レーヌ」を販売開始した。自社ネットショップ、エステティックサロンなど美容関連施設で販売する。
同製品は、アルガンオイル100%のオーガニックオイル。昨今、注目度がアップしているアルガンオイルを、徹底した品質へのこだわりで差別化を図っている。
「数年前から日本でも名前を聞くようになったアルガンオイルですが、その品質は千差万別。品質の悪いものでは刺激臭があり、また肌への浸透もよくありません。そこで、後発ですが、品質に徹底してこだわりました。その上で、価格もできる限り抑えました」と同社担当者は説明する。
品質に影響を与えるポイントとなるのは、アルガンの実の酸化、そして実を機械で絞る際の熱が原因で失われるビタミンEにあるという。そこで、同製品ではモロッコ現地でのアルガンの実の採取後すぐに圧搾、機械によるものだが、効率よくオイルを絞ることで熱の発生を抑制し、実の酸化と熱によるビタミンEのロスを防ぐことで品質維持を図っている。
品質に対し細心の注意を払う同社は、国内への輸入に際しても妥協しない。品質劣化を最小限に抑えるため、コスト高となるがあえて空輸を利用。さらに、その最終工程でも再度フィルターにかけ、毎ロット食品分析センターで成分と安全性をチェック。その上で瓶への充填作業を行うなど、そのこだわりは徹底している。酸化防止剤などの余分な添加剤ももちろん一切不使用。容器も遮光瓶を使用し、品質に影響を与える可能性のあるスポイトも採用せず、凹キャップを使用する。
その高い品質は医師も認める。同社代表でもある順天堂大学の中田医師は「医療の現場で数多くの医療用クリームや保湿剤などを使用してきたが、その湿潤性の良さや、他薬剤と混和したした際の性状変化が少なく、実験後の皮膚の水分保持量も過去の実験で最高のものでした」とその潜在能力を絶賛する。
使い方は、1、2滴を手のひらにとり、マッサージするように塗り込む。クセがないので、顔はもちろん、ヘアケア、ネイルケアなどどこにでも使用できる。化粧水、乳液などに数滴混合し使用すると、化粧のりが良くなる効果も期待できるという。
「 いいモノを低コストで」、と考える同社では、ムダを徹底排除。モロッコのアルガンオイル製造業者との価格交渉に加え、瓶や梱包資材の簡素化などで、リーズナブルな価格を実現する。まずは、ピュアオイルでスタートし、今後、化粧品、さらには育毛、脱臭分野などへの展開も視野に入れ、研究を進めている。
同製品の税込価格は、4,800円(20ml)。