ファルフ(株)(東京都渋谷区、戸津琢社長)は11月上旬より感染防御対策シリーズ「デルフィーノ」から高機能マスク「プロテクティブマスク」をリニューアル発売する。自社ネットショップと卸中心で販売する。
同製品は、新型インフルエンザなどのウイルス感染を予防する高機能マスク。もともとは救命士や警察向けがメインだったが、4月の新型インフルエンザ騒動以降、ニーズが急増したため、一般ユーザーへの流通も視野に入れ、増産とともに使用感などの向上を図った。
すぐれたウイルスブロック力を誇る同製品。そのメカニズムは、光触媒+銀(酸化チタン+銀メタル)で加工した表面のフィルターが付着菌を分解。続く2層目で、細菌遮へい率99.9%以上のマイクロフィルターが、飛沫ウイルスの侵入を完全ブロックする。3、4層目の2枚のフィルターは、肌触りを重視した素材を使用し、マスクの使用感向上を図る。
「当社では感染防御対策シリーズとしてスプレーも販売していますが、その液体を含浸させる技術のほか、含浸の際、一番機能性を発揮できる光触媒溶剤の濃度設定や布地の選定などのノウハウを蓄積しており、それらを活用することで、他社に負けない機能性の高いマスク製造が可能となっています。感染症の感染経路には“飛まつ感染”と“接触感染”の2つがありますが、この製品では表面に光触媒と銀の作用を加えることで、マスクからの接触感染も予防します」と同社担当者は説明する。
同製品が、他の高機能マスクに優る部分として、不織布に含浸させる抗菌液がある。この液体は、救急車内の抗菌コーティングにも使用されるもので、そうしたことからもその抗菌力、クオリティの高さがうかがえる。また、同製品は、表面のフィルターで菌を分解するため、使い捨てる必要がなく、汚れが目立つまでは繰り返し使え、エコの側面からも付加価値がある。
使用感は、鼻にピッタリフィットするソフトワイヤー入りでフィット感は良好。フィルターには肌触りのよいソフトタイプが採用されており、いやなごわつきもない。包装は個別で、携帯性にすぐれ、衛生的でもある。
デルフィーノ・シリーズは、世界で初めて光触媒と銀の組み合わせを応用した画期的な抗ウイルス・抗菌・消臭作用を有する製品。光があれば、酸化チタンによりウイルス・菌はじめ、花粉やホルムアルデヒドまでも分解、暗所では銀の作用で抗菌を実現し、それぞれのマイナス部分を補完し、理想的な感染防御環境をつくりだす。
税込の希望小売価格は1,575円(5枚入)。