日本ネイリスト協会は10月20日、 「JNAジェルネイル技能検定試験」 の第1回試験を2010年2月に実施すると発表した。
ジェルネールが身近なものとなりサロンメニューの中心となる一方、 未熟な技術で施術をすることによって生じるトラブルが増えていることから 「JNAジェルネイル技能検定試験 (初級)」 の実施を決めた。
試験は実技と筆記があり、 プロとしてサロンワークをするにあたり最低限習得すべき内容として 「ネイルケアの基本技術」 「ジェルネイルの基本技術」 「ネイルの基礎理論」 「ジェルネイルの基礎理論」 が課される。 また、 爪の健康を保つことが全ての技術の前提であるという同協会の考えに基づき、 ネイルケアが今回の試験においても盛り込まれた。
会場は東京・大阪の2地区で、 東京地区は2010年2月13日・14日、 大阪地区では2010年2月27日・28日に行われる。 義務教育を修了している者であれば誰でも受検でき、 インターネットのみで申し込みを受け付けている。
第1回試験実施後には、 初級資格取得者を対象に 「イクステンション+アート」 技法を課す 「上級試験」 も予定している。
つけ爪被害等が報告されているのに関連し、 滝川晃一理事長は会見で 「厚生労働省がすでに実態調査に乗り出しているが、 協会としても自主基準を設け、 質の確保、 消費者の安全を徹底していきたい」 と話した。
「東京ネイルエキスポ2009」開催発表
記者会見では、 11月29日・30日に東京ビックサイトで開催される 「東京ネイルエキスポ2009」 概要も発表した。
イベント当日は、 国内外のネイルコンテスト上位入賞者によって競われる 「第4回世界ネイリスト選手権」 や 「ネイルクイーン2009授賞式」 が予定されている。
また、 今年から社会貢献事業とし日本ネイリスト協会が取り組んでいるピンクリボン運動の一環としてカフェコーナーも設けられる。