ペリカン石鹸は今歳暮期、 PBブランドを中心に展開する。 特に、 今期リニューアルした 「ロージーファーム」 「ハーバルロジック」 に期待を寄せる。
「ロージーファーム」 はイギリスのガーデニングをイメージしたパッケージで、 天然由来の肌に優しい処方がされている。 「ハーバルロジック」 はローズマリーの香りが心地よい、 ハーブのエッセンシャルオイルを配合した石鹸を詰め合わせた。
「中元、 歳暮は法人間ギフトの需要が減っており、 近しい個人での贈答が中心となっている。 そこで中元、 歳暮ギフトはより嗜好性が強く、 また付加価値の高いものが好まれるようになっている。 当社では肌に優しい、 香りがいい、 使用感がいいといった基本的なコンセプトを守り、 付加価値の高い商品を揃えた。 ギフトの中身もただ同じ商品を詰めるのでなく、 色々なタイプの商品をつめるようにしている」 (第五営業グループ・後藤秀明課長)
「ロージーファーム」 や 「ハーバルロジック」 といったハーブ系石鹸のギフトを中心に、 消費者のニーズに応え得る、 和やマリンテイストなどの石鹸ギフトも用意した。 ナショナルブランドの 「ミラ・ショーン」 は、 夏に発売していたブルーのパッケージから、 歳暮期はシックで洗練された白と黒の包装に切り替え販売していく。
販促施策では中元に引き続き、 デパートの早期優待のカタログや送料無料枠に載せていくことで価格面での優位性を打ち出す。
「中元、 歳暮期の石鹸、 洗剤ギフト市場は縮小傾向にあり厳しいのが現状だ。 百貨店とも協力し合い、 売上げを確保していきたい。 また、 通年ギフトは、 中元で数字を落とした分の巻き返しができている。 中でも、 『ハーバルロジック』 が好調に推移している」 (同氏)
近年、 通年ギフト市場では、 売上げの約50%がチョイスギフトへと移行しているという。
「チョイスギフトルートへの出荷は前年比240%~250%と好調なため今後も掲載増に注力していきたい」 (同氏)