ベネトンジャパン(東京都渋谷区)はこのほど、ライセンス提携先であるレアック・ジャパン(東京都港区)を通じて、おしゃれな持ち帰り容器「ベネトン エコ ドギーバッグ」を発売した。飲食店などで食べ残した料理を持ち帰るための容器で、ベネトンブランドらしく色彩豊かな3パターンを品ぞろえした。
ベネトンではかねて、社会問題や環境問題に積極的に取り組み、エコグッズの販売にも力を入れてきた。今回発売のドギーバッグもそうした取り組みの一環。残飯廃棄量が多いとされる日本の食料事情と、食料を廃棄しないことに対する解決策の一つとして啓蒙普及に努める考えだ。
同容器は材質がポリプロピレン製(耐熱70度C)で、洗浄して繰り返し使用できる。折りたたんで付属のゴムバンドでとめればコンパクトになり携帯も可能。外食時に残った料理を詰めるだけでなく、ケーキなどのギフト用ボックスとしても使用できる。
パターンはリップル、ストライプ、フラワーの三つ(10年春夏限定品)で、いずれも価格は税込500円。11月24日から東急ハンズ全20店舗で先行発売し、12月11月からレアック・ジャパンの直営店やオンラインショップを通じて全国発売した。
海外では飲食店で残った料理をドギーバッグなどに入れて持ち帰る習慣が一般的なものとして定着しているが、日本は食料自給率が低水準であるにもかかわらず、残飯廃棄量が非常に多いという。同社では、ブランドを通じて食や環境問題を考えるきっかけになればとしている。