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部外品取得を機に売れ行きが急変

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生活雑貨をカタログ通販とWebサイトで展開している 「いいもの王国」 (本社∥東京) は、 耐久剤が中心だった商品MDの軌道修正でリピート商材の品揃え構成比アップに取り組むなか、 「薬用からだまるごとデオソープ」 (医薬部外品、 500mL2800円) が出荷量を伸ばしている。 

現在のところ履歴のある顧客に向けたインナー訴求だが、 昨今の好調な受注増加を足がかりに今秋を目途にマス展開へ移行。 新規顧客獲りの先鋒アイテムに据えることを検討している。 

ここに、 現在までの愛用者が同社に寄せたユーザーボイスの一部119件を網羅した資料がある。 個人情報をブロックした肉筆のメッセージを見ると、 その多くが体臭改善で何らかの効果を体感した実態が分かる。 

また、 声の送り主が愛用の当事者ではないケースが少なくない。 妻が販促コピーに引かれて注文し、 夫の臭い改善を引き出して結果的に隣人の自分が 「快適」 を得ているパターンが実際に多い。 

こうした効能効果は配合成分の紅茶と緑茶両エキスが持つポリフェノールによるもので、 同社のヘルス&ビューティー事業部によると 「ボディ用から派生して 『全身用』 をうたった商品の部外品取得は、 当社が知るかぎり業界初のオンリーワン製品」 (岩間登美子マネージャー) だという。 

昨今は好評を博している同商品だが、 2008年8月の発売以降は低迷が長引いた。 部外品の “紋所”を得るまで特徴をうたえなかったことがその理由。 社販で内部消化さえ考えたという1品は2009年7月、 部外品取得と42%の増量で売れ方の風向きが急変し現在の状況に至った。