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熱線式脱毛器で販売攻勢

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健康美容機器大手のヤーマン (山崎貴三代社長) は、 脱毛器 「no!no!HAIR (ノーノーヘア)」 の新色として 「スノーホワイト」 を2月に発売したほか、 4月には男性専用の脱毛器 「no!no!forMEN (ノーノーフォーメン)」 を投入するなど、 シリーズの強化策を次々と打ち出している。 ミネラルパウダーファンデーションの自社ブランド 「オンリーミネラル」 からも、 3月1日に 「デビューキット」 を発売し、 販売攻勢をかける構えだ。 

 「ノーノーヘア」 の新色 「スノーホワイト」 (2万9800円〈税込〉) は、 日本オリジナルの限定色で、 家電量販店とバラエティショップでの店頭限定販売とし、 初年度は10万台を販売する計画だ。 

初回キャンペーンとして、 1万台限定でデコレーションシールを製品に同封するほか、 2月23日からは3カ月間にわたって、 デコレーションシールを装飾した製品画像をWeb上で応募する 「デココンクールキャンペーン」 や、 講談社の人気漫画 「のだめカンタービレ」 とのコラボキャンペーンを実施する。 

同品は、 欧米を中心に世界50カ国で約150万台 (09年11月時点) の販売数を記録するサーミコン (熱線) 式の脱毛器で、 従来の 「抜く・剃る・レーザー」 などの脱毛とは一線を画し、 内蔵した熱線が毛に接触した時点でムダ毛を脱毛。 熱線が肌に直接触れることがないため、 肌を傷めるリスクを低減でき、 痛みも生じにくくなるという。 

 「抜かない、 剃らない、 痛くない」 というキャッチフレーズのもとで、 日本では同社が09年2月から輸入販売を開始し、 家電量販店やバラエティショップ、 通販TV番組、 通販カタログ、 公式Webサイトのチャネルで展開している。 既存の 「ピンク」 「ブルー」 「ブラック」 は発売後約10カ月間で計8万台の販売を記録し、 国内でもヒット製品となった。 

さらに同社は、 「ノーノーヘア」 購入者の約2割が男性であるという調査結果を受け、 男性専用の脱毛器 「ノーノーフォーメン」 (3万5900円〈税別〉) を、 4月1日に発売することも発表した。 初年度販売台数を3万台に設定。 肌の弱い人やヒゲ、 体毛の濃い人などをターゲットとして、 家電量販店やTV通販などで販売する予定だ。 

 「ノーノーヘア」 「ノーノーフォーメン」、 さらには家庭用美顔器 「no!no!SKIN (ノーノースキン)」 からなる 「ノーノーシリーズ」 は、 光と熱エネルギー技術 「LHE」 を使用した美容機器の世界的なメーカーと代理店契約を結び、 同社が国内での販売を行っている。 

 「ノーノーフォーメン」 は、 同メーカーとヤーマンの技術を組み合わせて開発した日本独自の商品。 ヤーマンは、 今年を 「ノーノーシリーズ」 の認知、 販売を拡大していく年と位置づけ、 シリーズ全体で20万台 (販売金額ベース90億円) の販売目標を設定し、 2~3年後には30万台を目指す方針を掲げている。 

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また、 同社が展開するミネラルパウダーファンデーションの自社ブランド 「オンリーミネラル」 でも、 3月1日に 「デビューキット」 (オンリーミネラルファンデーション マイクロミニ1g、 デビューブラシ、 1980円〈税込〉) を発売して、 化粧品事業も強化していく。 

「オンリーミネラル」 は、 バラエティショップを中心に現在約2000店舗で展開しており、 「新規ユーザー獲得のため」 (池主匡志・第3健康機器事業部第1部長)、 トライアル価格でデビューキットを販売することにした。 店頭で5万セット (売上高ベースで約1億円) の販売計画を立てている。 

2010年03月19日 10:32