川島製作所(埼玉県草加市)はこのほど、ハイエンドモデルに近い高機能を備えながら低価格かつコンパクト化を実現した横ピロー包装機のミドルレンジモデル「KBF‐700e」シリーズを新たに開発した。商品価格の低下や原料価格高騰を背景に食品業界で強まっている包装機への高機能・低価格ニーズに対応した。今春の中部パックから展示会でも公開する。
同シリーズは、上位機種「KBF‐7000E」シリーズと比べて部品点数を減少するとともに、正ピロー・逆ピロー方式の各仕様で部品の共通化を進めることで低価格化を実現した。併せて機長や高さを縮小し、機械全体のダウンサイジングを図っている。
コンパクトボディながら高機能を持つのが特徴で、ボックスモーションタイプで最大毎分120個という高い包装能力を備えるほか、上位機種の7000Eシリーズと同じサイズレンジに対応する。制御マイコン部にも7000Eシリーズと同等品を採用しており、高精度のかみ込み検知などを実現。また操作性やサニタリー性、メンテナンス性などにおいても最先端の思想が盛り込まれている。