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カメラ一体型超小型画像処理システムのカラー対応モデル

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コグネックス(東京都文京区)はこのほど、カメラ一体型の超小型画像処理システム「In‐Sight EZ」シリーズで、新たにカラー対応の3モデルを発売した。従来困難だったカラー画像処理アプリケーションでも高精度と高安定性を実現し、設定工数削減にも貢献する。

新モデルは、最小パッケージで簡単操作というシリーズコンセプトはそのままに、24ビットフルカラー情報による業界最高レベルのカラー画像処理テクノロジーを備えた。高速かつ高精度に色を識別する「識別ツール – カラー」と、色ムラや照明ムラなどの大きな色の変動があっても正確に品種を分類する「識別ツール – カラーモデル」を搭載。わずかな色の違いを高精細に認識できるほか、色ムラ、照明ムラなど大きな色の変動があっても正確に品種を判別する。

これにより食品・飲料・医薬品などの分野で、従来は設定が困難だった複数色の組み合わせで構成されるパッケージデザインの品種判別や、液体のわずかな色の差による充填物の品種判別、製品上の異物付着、均一なライティングが難しいハーネスの配線検査など、広範なアプリケーションに対応する。

設定はインターフェースソフト「EasyBuilder」上のポイント&クリックで色登録をするだけで、わずらわしいカラーしきい値の設定は不要。これにより設定やメンテナンス工数を大幅に削減する。

処理速度とカメラ解像度に応じて、スタンダードモデル、高速モデル、高解像度モデルの3機種がラインナップされている。標準価格は税別39万5000円から。販売は、三菱電機の代理店の中でコグネックスと販売契約を締結した20社を通じて展開する。