エアレス容器などの製造販売を行っている韓国最大手化粧品容器メーカーの「YONWOO」(ヨンウ)社(韓国・仁川市)は、化粧品容器商社ケイズプラント(石川県金沢市)と総代理店契約を結び、日本の化粧品容器市場に進出する。
同社は、ヨーロッパや米国など世界35カ国に化粧品容器を輸出し、2015年までには、世界の化粧品容器メーカーのトップ10入りを目指している。
今回の日本市場進出は同社の目標の経営戦略の一環。
日本は世界の他地域に比べ、品質の水準が高く、今まで海外企業の進出は困難であったが、同社は日本市場向けに製品開発を重ね、日本市場でも通用する品質基準に至った。
韓国ではリーマンショック以降も化粧品市場はベビーケア化粧品や男性化粧品を中心に拡大しており、半ば市場が停滞気味な日本に比べいくつかの部分で発達している技術もあり、それが日本製品との差異化につながると判断した。
また、地理的環境からも日本とは近く、注文を受けてから短納期で納入できることも利点の一つ。日本市場の現状を踏まえ小ロットにも対応。
今後の化粧品容器市場に大きな変化が起きるかもしれない。