化粧品・健康食品容器の企画、製造・販売を行う ジュテック(株)(本社大阪府東大阪市、西原聖次社長)が、画期的なサンプル(試供品)ボトル「J-デュエット」を開発した。
同製品は、充填工程の効率化を実現したボトル。特殊構造を採用し、内容物を充填する際の中栓をセットする作業を省く事ができる。
「通常、化粧品などを充填する際、まず 内容物をボトルに充填し、中栓をセットして、キャップを締めて完成となります。 しかし、このサンプルボトルは内容物を充填した後、中栓をセットせずに、キャップを締めるだけ。ボトルにセットする前のキャップの内側にはあらかじめ中栓がつき、キャップを締め込むと、キャップから中栓が外れ、ボトルの口部に中栓がセットされる構造となっています」と同社担当者は、その仕組みを解説する。
この構造により、同製品に充填されたものが、商品として消費者の手に渡り、そのキャップを開ける際には、中栓がボトルの口部にセットされている状態となる。
採用メーカーにとっては、充填の際、中栓をセットする工程が省ける上、在庫管理においてもキャップ、ボトル、中栓ではなく、キャップとボトルのみとなり、負担が軽減される。
また、キャップ天面をフラットにして倒立も可能にしており、サンプルの使いきりにも役立つ仕様となっている。サイズ展開は3mL、10mL、8mL、10mL、15mLと豊富で、ターゲットや目的に応じた選択が可能だ。
材質はボトル、中栓がPE、キャップがPP。