東京農業大学オホーツクキャンパス (北海道網走市) は、 生物産業学部内に、 日本初の 「香り」 を冠する学科 「食品香粧学科」 (旧食品科学科) を設置した。
教員数は15人で、 食品加工技術センター、 香粧品製造実習所 (設置予定)、 薬用ハーブ園 (同) などの施設が整っているため、 初の募集となった今年度は80名の定員に対して、 506名 (競争率6・3倍) が受験したという。
食品香粧学科では、 単に生命の維持から、 精神的な安定性を含めた健康管理や生活の質の向上へと展開しつつある食にクローズアップ。 香粧品と食品の連合化や複合化を目指し、 食品科学と香粧科学を融合し、 両者の共通項である香り、 アロマ、 フレーバー、 フレグランスを中心に、 食品と香粧品の科学および製造に関する教育・研究を行っていく。
研究分野は、 「開発加工分野」 (資源利用学研究室/食品製造学研究室)、 「食品安全分野」 (応用微生物学研究室/品質制御学研究室)、 「医香粧分野」 (生物化学学研究室/食品香粧機能学研究室) の3分野 (6研究室) と多岐にわたる。
1、 2年次に基礎科目を履修後、 3年次に 「フードサイエンスコース」 「コスメティックサイエンスコース」 のどちらかを選択する方式を採用しており、 より専門的な知識と応用力を習得することできるという。