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最薄級で強度も確保したストレッチフィルム

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司化成工業(東京都台東区)は、薄肉タイプのストレッチフィルム「ネオテリート」を発売した。従来から提携関係にあるサイエンテックス社(マレーシア)と共同開発したもので、最大の特長は新メタロセン樹脂を配合したことで得られた強度だ。その上、10マイクロ㍍厚と日本に流通するものでは最薄級とし、技術的にストレッチフィルムでは最先端という。

同製品は、新メタロセン樹脂を配合し、従来の同社製品と比較しても一線を画すフィルム構造に改良されている。

例えば、同社の従来品(15マイクロ㍍厚以上、300㍍巻き)と比べると、巻き㍍数が長いことから紙管廃棄量を半減し、産廃排出量抑制につなげた。CO2では実に30%削減するという。

他方で、同社の最薄タイプ「ウルトラテリート」と比べ、軽包装物向けばかりでなく、重量包装物向けの適性と、鋭角突起物に対する耐性が大幅に向上した。新メタロセン樹脂を配合したことで、突刺し強度と引張強度が増し、フィルムがより裂けいにくい性質となり、保持力も向上したためだ。

今回、発売にこぎ着けたのは2009年10月に開催の「ジャパンパック」展で「ネオテリート」出展の際、来場したユーザーから反響があったためで、昨年9月にフィルム研究所を開設するなど、品質管理および生産体制の整備を着々と進めていた。

なお、同製品の規格は10マイクロ㍍厚、500㍉幅、600㍍巻きで1ケース6巻入り。

2010年04月23日 14:52