(株)創健ピーマップ(東京都渋谷区、佐々木由樹社長)が、2010年2月に静岡県伊豆高原に開業した宿泊型の健康増進施設「ダイエットサロンMHD」での結果を公開。オープンから2ヶ月間の平均データからしっかりと効果が出ていることが認められた。
データは、同施設のオープンから2ヶ月間で宿泊した客の平均値で公開。4泊以上の場合は、平均年齢36歳で体重が0.95キロ、BMIが0.60、腹囲が3.99センチ、体脂肪率が0.96%、筋肉率0.88%、血糖値31.0mg/dl、血圧18.9mmHgがそれぞれ減少した。3泊以下の短期でも体重0.40kg、BMI0.15、腹囲1.82cm、体脂肪率0.69%の減少が認められた(平均年齢39.1歳)。
同施設は、宿泊型の健康増進施設。1泊3食付きから、専門家が食事・運動・休養の側面から利用者の目的に応じ、健康をサポートする。断食道場的なハードさは皆無で、楽しみながら、しっかりと理論も習得し、生活習慣について考え直すスタイルとなっている。
「この施設は、私どもが講演や出版物にしていたものを実際に体感できる場所として開業しましたが、実際にオープンし結果が出たことで改めて自信が深まりました。結果については詳細に分析する必要はありますが、都心から離れた、自然に囲まれた施設で朝昼晩のキチンとした食事と専門家指導による運動を行い、さらにキチンと休養もとってもらったことで、しっかりと効果が体に現われたんだと思います」と同社佐々木社長は分析する。
最高値は、4泊した46歳の男性で体重が2.7キロ、同じく4泊の48歳女性で腹囲9cm、4泊の40歳男性で体脂肪率3.9%がそれぞれ減少。一方、最小値では5泊した25歳女性で体重が0.6キロ増となった人がいるが、筋肉率は2.5%増加しており、逆に健康的な肉体になったといえる。3泊以下の場合でもわずか2泊滞在で血糖値21.0mg/dl、血圧40.0mmHgが減少したデータもある。
体験者は「ハードなものと覚悟していたがこんなに緩くても効果出るとは驚きです」、「生活習慣の大切さがよく分かりました」など、同サロンの効果に喜びの声を寄せているという。佐々木社長は、気になる効果の持続性について「実際にダイエット生活を体験し、成功体験すると自己効力感が強化され、行動変容が起き、行動が加速されます」と説明し、生活習慣の改善に着実につながると話す。
同社では効果が認められたことから今後は、特定健診のフォロー施設として健保組合などへ訴求するほか、ロケーションのよさを活かし、ヘスルツーリズムのソフトとして旅行会社へ売り込むなど、“結果のみえるダイエットサロン”として幅広く展開していく構え。宿泊料金は1人1泊3食付で1万800円(2名相部屋)からで、泊数が増えるほど割安となる。10名以上なら施設の貸切にも対応し、夏の合宿需要にも応える。本格的に体調管理をしたい場合には、提携機関で血液検査、遺伝子検査、人間ドックなどを受けることも可能(別料金)だ。