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バイオ素材の環境配慮型容器

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リスパック(愛知県犬山市)はA‐PET並みの耐熱性を備えたPLAベースの新素材「バイオニュートS」を開発し、環境配慮型容器として展開している。

新素材「バイオニュートS」はPLAの難点とされてきた耐熱性を主に改善するため、PLA素材をベースに石油由来の樹脂を加えることで、高い透明性を維持しつつ、PLA素材100%の容器に比べ、耐熱温度を約10度向上させた。高品質で衛生的な製品を生産する同社関東工場のPLA専用ラインで生産を開始している。

これにより、課題であった高温である夏季の流通上での熱変形を防止する。

3月には同素材で成形した蓋を使用した環境配慮型刺身容器「わざ盛」を発売した。

同容器は、同素材を蓋材として使用し、ツマの代わりをする大きな傾斜を持たせたトレーを使用することによって盛り付けに必要なツマの使用量を削減することもできる。

従来は約15㌘のツマを使用していたのが、同容器を使用すれば約5㌘となり、3分の1の使用量。

経費削減が必須課題となっているスーパーなどでの需要が見込まれる。

2010年04月30日 11:04