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多品種小ロットに最適な半自動カートナーを開発

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ヨコイ工業(名古屋市西区)は先ごろ、多品種小ロットの生産現場に最適なコンパクトタイプの半自動カートナー「YKV」を開発した。

新製品は独自機構による優れた品種切替え性や柔軟な設置対応力を確保したコンパクトカートナー。オペレーターが本体供給装置にカートンを投入することで簡単に一連の高精度カートニングを実現する。先に名古屋で行われた「2010中部パック」で初披露され、コンパクト性や柔軟な品種切替え対応力を確保するなどとして食品業界をはじめ幅広い来場者から評価を得た。

箱のサイズチェンジが簡単に行える「目盛付マルチ調整機構」と呼ばれる独自機構を搭載している点が最大の特徴。箱のサイズ変更が迅速かつ容易に行え優れた品種切替え対応力を確保。多品種小ロット生産の現場で求められる煩雑な品種切替えに柔軟に対応する。

本体は小型軽量設計により省スペースでの設置ができるなどあらゆる製造現場でのラインへの組み込みが可能。

またキャスターが本体に付属し機動性にも優れる。

簡単なボタン操作で

一連の作業が実行できオペレーターの効率作業を支援する。

ホットメルト装置を標準で装備するほか、オプションで完成品コンベアや計量・計数装置、インクジェットプリンターなどを用意している。

対応カートンには3枚スタックインフラップをはじめ4枚フラップ、3枚・4枚複合フラップ、ワンタッチカートンなど幅広い。

カートン対応サイズは縦120~200㍉、横80~125㍉、高さ25~50㍉としている。

同社はカートナーの製造販売など自動化・省力化装置の設計製作および部品加工等を手掛ける。これまでカートナーについては特注機を中心に食品分野をはじめ幅広い方面で採用実績を持つ。停滞する景況の中、イニシャルコストを効果的に抑えた汎用タイプの小型半自動機を今回初めて提案、優れた品種切替え対応力を確保するなど多品種小ロットの生産現場向けに拡販を展開していく構え。

2010年05月17日 12:30