健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

地肌ケア訴求の新シリーズ投入で売上高が約2倍に

0521-s.jpg

コーセーコスメポートが昨年5月、 「サロンスタイル」 から販売を開始した 「プレシャスヘッドスパ」 は、 商品価値と価格のバランスが取れた地肌ケア訴求のヘアケアシリーズとして展開した結果、 昨今の消費者の 「地肌ケアニーズ」 と 「低価格志向」 に上手く合致し、 「サロンスタイル」 シリーズの売上高 (09年5月~10年3月) を前年比で約2倍へと押し上げた。 

 「地肌ケアを訴求したヘアケアの中で価格がリーズナブルであることに加え、 使用感や仕上がり感が良いことが支持されたのではないか。 つめかえにフォーカスして企画品を定期的に投入したことも好業績を後押ししたようだ」 (野村靖企画部販売企画二課課長) 

さらに、 新規トライアルに向け、 フリーペーパー 「L25」 でのサンプリングや、 店頭におけるプレシャンプーの設置など、 使用体験を促す様々な取り組みを進めたことも、 「購入を促すことにつながったのではないか」 (野村氏) と分析している。 

今年度は、 市場自体がほぼ前年並みで推移することが予想される中、 競合各社による地肌ケアを訴求したヘアケアの強化や昨年の業績の急拡大などを加味し、 目標をほぼ前年並みとした。 

その実現に向けては、 「企画品」 や 「増量品」 などつめかえのさらなる徹底を進める。 具体的には、 既存ユーザーの囲い込みを図りつつ、 発売したばかりの2つのアウトバストリートメント 「シークレットナイトリペア」 や 「スカルプリフレッシャー」 に、 サンプルをセットすることによる使用体感により認知度をアップし、 新規ユーザーの獲得を図っていく。 

「紫外線が強まる8月、 9月にヘアケアの使用量が増えるので、 そうした時期を捉え、 定番棚での視認性の高いPOP展開、 企画品の投入など、 様々な販促活動を積極的に行っていく」 (野村氏)