アルミ缶リサイクル協会が6月17日に如水会館(東京都千代田区)で平成21年度事業活動実績と平成22年度事業活動計画を発表した。
平成21年度は平成18年3月に公表した「3R推進のためのアルミ缶自主行動計画」の4年度目に当たる。
平成21年度飲料用アルミ缶リサイクル率の実績は、重量ベースで消費量29万2897㌧に対し再生利用量は27万3691㌧となり、93・4%のリサイクル率となった。これは「90%以上のリサイクル率の維持」という目標を上回り、前年度の87・3%のリサイクル率に比べ6・1%の伸びを示した。
回収されたアルミ缶スクラップ内のアルミ缶材として再利用されたCAN to CAN率は再生利用量27万3691㌧に対し缶材向け量は17万1057㌧の62・5%となり、平成20年度の66・8%を4・3%下回った。
平成16年を基準年としたリデュース実績は1缶当たり(塗料を含む)の平均重量は基準年の16・93㌘に対し21年は16・57㌘となり0・36㌘の削減を達成した。
「3R推進のためのアルミ缶自主行動計画」の、安定的に90%以上のリサイクル率の維持、平成16年度実績比の1%の軽量化、3R推進団体の一員として積極的に3R推進に取り組む、という3つの目標は概ね今年度で達成された。
来年度は同計画の最終年度に当たり同協会では、CAN to CAN率の向上を目指す。