サンスターは6月1日に開催した 「第6回Mouth&Bodyプレスセミナー」 の中で、 G・U・Mから特定保健用食品の許可を取得した 「オーラルヘルスタブレット カルシウム&イソフラボン」 (2品、 3375~5400円) を、 全国の歯科医院と通信販売にて販売すると発表した。
オーラルケア事業部商品開発部長の白川英一氏は開発の経緯について 「当社はここ数年、 新たなチャレンジとしてお口と全身の健康という考え方に基づき、 事業領域の拡大に取り組んでいる。 そのような中で、 全身疾患と口腔ケアの関わりについて情報発信を行うと同時に付加価値性のある新たな商品を出すべく研究開発を行ってきた」 と述べ、 そうした研究開発を通じて、 体の中からハグキの健康維持をサポートする商品を完成させた経緯について解説した。
白川氏はその特徴について 「これまで虫歯予防分野での特定保健用食品はあったが、 歯周病予防分野でそうしたものはなかった。 新規の認可表示を得るには多くのハードルがあったが、 申請から6年という長い年月を経て、 日本で初めて歯を支えるハグキの健康を保つ食品として特定保健用食品の許可を得た」 と述べた。
そして、 「身体の中から歯周病を予防するという考え方はまだ一般消費者には認識されていない。 今後、 歯科の先生や学会、 我々メーカーが情報を正しく発信し、 口腔衛生に関する様々な選択肢を消費者の皆様に提供することが重要と考えている」 と話し、 歯科医などとの協力の下、 適切な情報を伝達しながら消費者に商品を届けていくとの方針を示した。
また、 セミナーではマーケティング部長の田中英治氏より 「G・U・Mブランドの現状と今後の戦略」 をテーマとしたプレゼンテーションも行われた。
田中氏は 「歯周病に悩まれている方や歯周病に対する意識を持たれている方にハミガキや歯ブラシなどの商品を提供するという既存のビジネスに加えて、 口腔と全身との関わりの中で食品、 医薬品なども視野に入れての商品開発を行い、 セグメント化されたターゲットに向けて商品を提供する。 同時に、 歯周病と全身の関係に着目した啓発型コミュニケーションを展開し、 その内容を広く深く伝えていきたい」 と話した。