BtoCのビジネスモデルで中国政府が認定する日本唯一の中国ネットショップ「www.中国日中商貿.com」が7月1日にオープンした。このネットショップの開設に資本参加し、日本の窓口でもあるのがパッケージ印刷加工を主な事業としているほしゆう(新潟県燕市)だ。
中国国内ではネット事業に対して厳しい規制がある。ましてやBtoCでは日本企業による中国ネット販売は認められていなかったし、アリババや百度に対しても、日本製品を中国国内でBtoCで直接販売することは認可していない。
「www.中国日中商貿.com」は、中国(北京)に拠点を置き、日本と中国の交易を前提とした商品販売や企業紹介など、これまで初めて認可指定したネット事業だ。しかも、中国商務部電子商務協会が公式なネット事業として日本製品販売を独占的に行えるものとして認めたネット事業でもある。
日本にいながらにして、中国での商品販売、代理店探し、製造者探し、企業買収、人材募集まで「www.中国日中商貿.com」で可能に。中国のインターネットユーザー数は、09年末時点で3億8400万人、携帯加入者数は約7億5000万人で、08年末比で1年間に1億人の増加で推移。「www.中国日中商貿.com」にアクセスするだけで日本製品を直接購入できるとあって、一挙に注目が集まっている。