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パラベン系の代替原料として新開発の天然抗菌剤提案

インドのアーユルヴェーダに基づく機能性化粧品原材料を幅広く展開しているサビンサ ジャパン コーポレーションでは、 2009年末からオリジナルブレンドの天然抗菌剤 「サビライズ」 のサンプル紹介と販売を始めた。 

 「当社では、 本格的に抗菌効果をうたった初めての製品。 サンプルを仕入れたそばからなくなってしまうくらい注目度は高い」 (熊谷セールスマネージャー) という同製品の成分は全てが天然由来。 低濃度でも有効、 幅広い抗菌活性、 有意な抗酸化活性などが特徴として挙げられる。 

黄色ブドウ球菌と大腸菌、 カンジダ・アルビカンス、 クロコウジカビに対しての防腐効果を確認するUSP (米国薬局方) に基づいた28日間の評価テスト (0・5%配合) を行ったところ、 合成防腐剤混合物 (メチルパラベン、 プロピルパラベン、 イミド尿素 計0・5%) と比較して同等の効果が得られる結果となった。 特にクロコウジカビに対しては、 合成防腐剤混合物が有効な防腐効果を示さない中で、 濃度を1・0%に上げると 「サビライズ」 は十分な防腐効果があることが証明された。 

推奨する処方量は0・2~0・7%だが、 カビを懸念する場合は高濃度での処方を勧めている。 また、 pH5・5~7・5の範囲で活性が確認されており、 パーソナルケア製品の多くの処方に最適であるという。 

 「パラベン系に代わる原料として提案している。 天然素材しか使用していないことが大きなポイントで、 オーガニック認証を取得することも検討中。 パラベンフリーや防腐剤フリーを求める方に使用してもらいたい」 (熊谷氏) 

2010年07月22日 13:16