(社)日本通信販売協会(宮島和美会長、正会員507社)は、2009年度の売上高について行った調査結果をまとめ2010年8月23日、その概要を発表した。
レポートによると、2009年度の通信販売業界全体の売上高は、推計で4兆3,100億円。前年度の4兆1,400億円から、1,700億円増加し、調査開始以来の最高額となった。これに従い、対前年度の伸び率も4.1%を記録した。
一方、同協会会員社の売上高は2兆9,500億円で、こちらも前年比1.7%増となった。このうち、上位10社の売上高は、約1兆2,300億円で会員社全体の売上高の 41.7%を占める。
通信販売市場は、スーパーや百貨店などが本格参入するなど、ここへ来てリアルとの融合型が増加。それに伴い、通販の売上高増が後押しされる格好となっている。特にネット通販は、リアルであっても必須の販売形態となりつつあり、今後も伸びが見込まれる。