(財)日本健康・栄養食品協会(日健栄協)は2010年9月30日、健康食品産業協議会を統合したことを発表した。28日に行われた第17回「健康食品産業協議会」で合意された。
健康食品産業協議会は、平成21年4月に、健康食品関連の業界団体間の連携を深め、情報交換や意見交換を推進するための組織として「健康食品産業振興検討会」を設立。その後、平成21年12月に「健康食品産業協議会」と改称し、健康食品業界が目指すべき目標に向け、一丸となって活動する方法等を、16回にわたり検討してきた。
今回の合意により、日健栄協、特定非営利活動法人 全日本健康自然食品協会、健康と食品懇話会、薬業健康食品研究会、国際栄養食品協会(AIFN)、日本栄養評議会(CRN JAPAN)、未来食品技術研究会、エグゼクティブ会議の業界8団体の機能が集約される。会長には木村毅氏(健康と食品懇話会)、副会長に末木一夫氏(国際栄養食品協会)が選任された。
同協会は、年頭の賀詞交歓会で山東昭子会長が「いま協会は大きな変革が必要な時期に入っている。長い歴史を踏まえながら協会が業界のリーダーシップをとり、いろいろな団体の知恵を結集し、これからの日本型福祉国家の一翼を担う体制作りが求められている」と力説し、2010年を同協会の大変革元年と位置づけていた。
今後、同協会は、「健康食品産業協議会」を通じ、関係省庁との定期的な会合、セミナーの共同開催など、各団体で共有できる活動を積極的に取りまとめるなど、業界団体の連携をさらに深め、健康食品業界の健全なる発展を図る。