楽天(株)(東京都品川区、三木谷浩史会長兼社長)が2010年10月5日より、新サービス「楽天24」をスタートした。新設の専用サイト(http://www.rakuten.ne.jp/gold/rakuten24/)を通じ、サービス提供する。
同サービスは、生活雑貨・家庭用品などの日用品を複数の店舗から一括購入できるもの。これまで各店舗でそれぞれ購入していた手間や配送コストなどを抑え、より顧客満足度を高める。
「楽天24はでは、ユーザーが日常的に使用する製品を複数店舗から一括購入でき、さらにまとめて一度に受け取れる。多くの店舗が集まるのが楽天のよさだが、一方でワンストップでショッピングしたいニーズもある。新サービスでは、新物流システムにより低価格でスピーディーな配送も実現しており、より便利にネット通販をお楽しみいただける」と三木谷社長は説明する。
同サービスでは、楽天が楽天市場に出店している店舗の受注・決済・カスタマーサービス業務を代行。出店店舗は「楽天24」のために商品を提供し、専用の物流センターで一括管理するなどで、ワンストップの受注体制を構築。その結果、全国一律240円の低コストと正午までの受注なら翌日発送のスピーディーな配送を実現した。
専用サイトには日用品を中心とした定番商品のほか、楽天市場の厳選商品が常時並ぶ。さらに目玉商品として特売品も定期的に取り扱い、人気の季節商品も掲載。便利さプラスαの要素も盛り込み、楽しいショッピングを演出する。
取り扱いカテゴリーは日用雑貨・文具、食品・飲料、化粧品・美容、ペット用品、家電消耗品など。参加店舗は、ケンコーコム、爽快ドラッグ、コスメスポット、飲物屋、キラットなど12店舗。カテゴリー、参加店舗ともに随時拡大していく。
想定ユーザーは、日用品購入を「簡単に済ませ」「時間を有効に使いたい」というニーズをもつ、子持ち主婦、DINKS、都会での1人暮らし層など。同社では、実験的要素もあり、初年度の収支目標は控えたが、初月1万5,000~2万のオーダーを見込む。