牛乳石鹸共進社 (本社∥大阪市、 宮崎仁之社長) は9月中旬から、 好調の 「自然ごこち 洗顔石けん 茶」 に中国語版の店頭POPを作成して、 中国人観光者向けに展開している。 今回の中国語版POP作成は、 宮崎社長の発案によるもの。 近年の中国観光客の増加と、 和のテイストを取り入れたコンセプトからお土産にも最適な商品と捉えての展開だ。 現在は、 東京や大阪、 名古屋、 札幌など観光客が多く訪れる地域に絞り込んで導入している。
日本人に馴染み深い天然素材の恵みによる美肌づくりをブランドコンセプトする 「自然ごこち 洗顔石けん」 は、 「茶」 と 「炭」 の2種類で展開。 中でも京都宇治茶から抽出したカテキンを含む天然お茶エキスを配合した 「自然ごこち 茶」 は、 2009年9月の発売から約1年で約250万個の販売実績を上げる成長株の1つで、 「青箱」 「赤箱」 に続く同社の主力固形石鹸になる勢いをみせている。
市場でも人気を高めているお茶エキスに加え、 コラーゲンやヒアルロン酸など4種の天然ケア成分を配合し、 逆さにしても落ちない弾力泡の特性が、 肌ケア意識の高い女性にも受け入れられ、 高いリピート率につながっている。
それでも 「店販品で 『茶』 をキーワードとした競合製品が増えてきた」 (同社) ことを踏まえ、 企画品 「自然ごこち 茶 2個パック」 の販売を9月から開始。 単品にも付属する泡立てネットのほか、 「オーガニックタオル」 がついた数量限定品として展開している。 天然素材を活かした 「自然ごこち」 のブランド価値を高めることで、 類似商品との差別化を図り、 既存ユーザーの確保と新規ユーザーの獲得を進めていく方針だ。