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青森県との”ご当地コスメ”が始動へ

原料の開発・販売からOEM、 容器製造までを手掛けるホシケミカルズは、 青森県と協同し、 県内の特産自然素材を活用した“ご当地コスメ”のOEM製造を手掛ける。 

その際には、 OEM製造だけでなく、 販売元となる県内企業や観光産業関係者に販売ルートなどを含めた化粧品販売のノウハウをアドバイスするなど、 全面的なサポートを実施。 安全志向が高まり、 国産素材への注目度が増す中、 新たな取り組みとして期待をかけている。 また、 この事業により、 雇用創出を中心とした地域活性化にも一役買いたい考えだ。 

内河篤・取締役購買開発部長は 「立ち上がったばかりだが、 いい事例として形になれば、 これを1つのモデルケースとして全国各地に広げていける」 と期待する。 

OEM製造だけでなく、 各地域に眠る自然素材を発掘し、 新たに化粧品原料として活用することも視野に入れている。 内河氏はこの点についても、 「新しい原料開発が可能になるだろう」 と自信を見せた。 

さらに、 新たな取り組みとしては、 同社が企画段階から全面支援して完成した化粧品商材がこのほど、 某インターネットサイト運営会社を通じて販売が開始された。 

企画では、 同サイトを利用して消費者に化粧品に関する意識調査を実施。 収集した情報をもとに消費者ニーズを徹底分析し、 商品開発に活かした。 このアイテムは、 同社が開発した原料で、 黒酵母菌を発酵・培養して精製する保湿機能に優れた 「発酵ベータグルカン」 や、 同様に保湿性が特徴の 「ネバルノラクトン」 をメインに構成されている。 

また、 最新原料としては、 「今までにないようなアンチエイジング素材」 (内河氏) をコンセプトとする原料を、 来年以降に拡販していく方針だ。 

 「OEMも原料開発も競争が激しくなっている。 旧態依然ではダメ」 (内河氏) という危機意識のもとで、 同社が打ち出してきた一連の新たな試みが、 ここにきて具体像を帯びて動き出している。 

さらに、 「その中からヒントを見つけ出し、 付加価値のあるビジネスモデルを構築したい」 (内河氏) と意気込んでいる。 

2010年12月07日 16:21