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機能性素材・サミー世界シェア1位企業のトップが来日し、日本市場での拡販を宣言

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サミーの世界シェアトップ企業グノーシス・バイオリサーチSAレンゾ バーナ(Renzo Berna)社長がこのほど来日。日本における販売パートナー、(株)オムニカ(東京都中央区)との信頼関係を強調し、日本市場でのさらなる拡販を力強く宣言した。

昨秋から本格展開し、国内での流通量を着実に伸ばすサミー規格含有の「スーパーエッセ(SAM-e supereSSe)」。豊富なエビデンスを揃える新たな関節対応素材として、その注目度は日増しに高まっている。

「日本同様、食品として認可されているアメリカ市場で、サミーのタブレットは昨年1年で1億2000万タブレットの販売実績となった。日本でも同等以上の販売を目指している。そのためのパートナーとしてオムニカを信頼している」とバーナ社長は、力説する。

同社は1989年に創業。当初から発酵技術の専門知識を有した技術者が中心的役割を担っており、その結果、酵母への技術や知識に卓越する。酵母100%によりサミーを規格含有する唯一の製品「スーパーエッセ」が誕生した背景にはそうした同社の強みが大きく関与する。これまでに同社が手がけた製品も基本は発酵に根ざしたものが中心となっている。

生産拠点は、医薬品GMP認証のスイス・サンアントニオ工場に加え、最近になって南イタリアの工場を買収。生産力増強を推し進める。さらに同社は、サミーの安定性を高める製造特許を取得するなど、グローバルな展開を加速させる一方で商品力強化にも余念がない。

サミーについて、同社は医療用及び食品用として、注射用、タブレット、顆粒、口の中で溶ける形状、そして酵母フォームのスーパーエッセ、と様々な形状をラインナップ。これらを、各国のニーズや事情、同社の戦略とすり合わせ、最適な形で流通させる。

急拡大した米国での用途は、販売当初は主に抗うつであったが、グルコサミンやコンドロイチンとの併用による、関節対応での需要も現在は中心に位置するという。日本においては、現状、関節対応をメインに訴求し、この短時間で既にロコモ(ロコモティブシンドローム)市場で存在感を示し、認知されるに至っている。

抗うつ等、ブレイン系に対する国内需要はストレス社会と相まって年々拡大傾向にある。肝機能系としてのエビデンスも豊富であり、今後のさらなる伸びシロは充分にある。それだけに来日したバーナ社長の強気の目標設定を踏まえ、同素材の今後の展開が注目される。

2010年12月10日 11:49