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食べ過ぎを測定するダイエット支援新ツールが誕生

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(株)タニタ(東京都板橋区、谷田千里社長)は2011年2月22日、ダイエットチェッカー「QM-300」の試作機を公開した。独自の指標で“食べ過ぎ”を判定し、ダイエットや生活習慣改善をサポートする。

同機が、食べ過ぎの指標として着目したのは、糖質を過剰に摂った場合に尿中に排出される微量な糖分。同社が行った研究では、バランスの良い基本食(約500kcal)摂取の場合と、糖質を中心とした過食(基本食+500kcal)でその量に明確な差がみられた。

「食品に表示されているエネルギー量から摂取カロリーを求めることが出来ますが、全てを計算するのは手間ですし、エネルギー吸収率には個人差があり正確には分かりません。この機器では食べ過ぎを判定する新指標を設定し、簡単にその判定ができます。生活習慣改善のサポートに役に立ち、ダイエットも成功しやすくなると考えています」と同社バイオヘルスケア事業部の宮下真理子氏は、開発の狙いを説明する。

判定は、センサー部に内蔵された3極式4層の薄膜機能層からなるシングルチップバイオセンサーで検知し、同社独自のアルゴリズムで解析。新指標として設定した「meal(ミール)」による数値と5段階のアイコンで結果を表示する。

 

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使い方は、キャップを開け、センサー部に直接尿をかけるか容器に採ったものへ漬ける。検知は約6秒で終了する。計測のタイミングの目安は、食後2時間。ポーチにスッポリと入るコンパクトサイズで、携帯しやすい。

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試作機は先月完成し、2月に入り、30代-60代の男女200人を対象にモニター試験を開始した。今後、試験結果を検証し、食べ過ぎ判定指標となるミール値のさらなる精査などを行い、製品化を推し進める。

同社では、同機を手軽にダイエットチェックできる新ツールとして体重増が気になる一般消費者を対象とし、販売価格1万円前後を想定。2年以内の製品化を目指す。また、将来的には、同社の活動量計「カロリズム」とネットワークを活用した連動なども視野に入れる。

2011年02月22日 15:25