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売れないダイエットサプリがヒット商品へ変貌した理由

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美容・健康関連アイテムを展開するミオナはこのほど、水なしで飲めるダイエットサプリメント「シースルーライト 150/230/500」(2品3種)の販売数が160万個(10年11月15日現在)を突破し、同社の代表商品に成長していることを明らかにした。

シースルーライトの開発にあたっては、鰹節からヒントを得たという。脂ののった鰹は、微生物がタンパク質や脂肪を分解することで、鰹節になり脂がほとんどなくなる。この原理を人間の体に活かし、酵母菌や乳酸菌、麹菌、善玉菌などのほか、計108種の植物発酵エキスを配合した酵母ダイエットサプリに仕上げた。

現在は、バナナとパインの2つの味を展開しており、約1週間トライアル用「シースルーライト35」でさらなる愛用者拡大を図っている。

現在は同社の看板アイテムとなったシースルーライトだが、発売開始から9カ月間はまったく売れない状況が続いた。ヒットのきっかけは、ある健康関連の通販カタログで「商品コンセプトの『微生物ダイエット』を前面に打ち出した」ことだった。そのフレーズに興味や関心を抱いた生活者から問い合わせが急増。その後はTV通販などを活用して認知度を高め、愛用者を増やしてきた。

「販売に際しては、『すぐに痩せる・何週間(カ月)で何㎏痩せる』など期待を膨らませるフレーズを敢えて使用しなかった。代わりに、新陳代謝などの衰えにより『徐々に増える体重を維持することもダイエットの一つ』として提案したことが、ユーザー満足度を高めることにつながった」(鹿島泰孝社長)

業界初の豚サイタイエキス配合の「ナノパックシート」育成へ

ミオナでは昨年来、素材開発に約5年を費やした夜用保湿シートパック「ナノパックシート」を化粧品ジャンルにおける最注力アイテムに位置づけている。目の下のクマやシミ、シワなどの気になる部分に貼ってそのまま寝るだけで、朝にはしっとりツルツルな肌へと導くという。業界初となる、豚のサイタイ(ヘソの緒)から抽出した「サイタイエキス」のほか、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合している。

香川大学医学部を通じ、美白試験(メラニン産生抑制試験)と細胞増殖試験を行った結果、サイタイエキスはアルブチンと比較し、ヒト正常皮膚線維芽細胞の増殖促進効果が高く、メラニン産生抑制効果も高いことが示されたという。

2011年02月25日 11:04