(株)東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、服部利光社長)は、佐賀大学発ブランド野菜“バラフ”を原料とした日本初のハイグレード化粧品「バラフ配合ジェリー状美容液」を開発、今秋より発売開始することを発表した。第5回化粧品産業技術展CITE Japan 2011(5月25日(水)~5月27日(金)、パシフィコ横浜)でお披露目する。
“バラフ”は佐賀大学農学部での研究開発により、南アフリカ原産の植物「アイスプラント」を野菜化した同大のブランド商品。葉や茎の表面に“キラキラと光り輝く宝石”のような水滴がついているのが特徴で、この水滴のようなものはブラッダー細胞と呼ばれる。塩分や水分の貯蔵器官として働き、乾燥した砂漠地域でも生存するために重要な役割を果たす。その外観から、アフリカのスワヒリ語で「水晶」や「氷」を意味する“バラフ”と名付けられた。
佐賀大学発ベンチャー企業(株)農研堂と契約農家で栽培されており、“キラキラと光り輝く野菜の宝石”として高品質・高価格帯で販売されている。同社は、同素材の持つミネラルの保湿性とエイジングケアに有効な天然ビタミンに着目し、佐賀大農学部らと協力し、バラフを原料とした化粧品の開発を続けてきた。
同社では、同製品を「バラフ配合ジェリー状美容液」として小ロットから販売を開始。多様なニーズに応えるべく、引き続き研究・開発にも取り組んでいく。