日経トレンディ(日経BP社 東京都港区、渡辺敦美編集長)が、2011年6月4日発売の日経トレンディ7月号で「2011年上半期のヒット商品&下半期の期待の商品」を発表する。同号でのリストアップ商品は、年末12月号の「年間ヒット商品ベスト30」の有力な候補商品となるだけに毎年注目されている。
上半期ヒット商品ランキングにリストアップされたのは、「ソウルマッコリ」、ラジオレコーダー「ICZ-R50」、「生ラムネ」、iphoneに最適化したメモ「ショットノート」、ガラパゴススマートフォン「ガラスマ」、ハイブリッド車プリウスの派生車「プリウスα」、品薄の続く高級コンパクトデジタルカメラ「Fine Pix」など20製品。東日本大震災の影響がありながら、販売計画を上方修正した記憶にも新しいメガヒット商品が並んだ。
健康美容関連では、昨年、ヒット予測に上がった「モバ美(モバビュー)」から「ヘアーアイロン ミニコテ」、履いて歩くだけでシェイプアップ効果が期待できるシューズ「トーニング・シューズ」がリストアップされた。
同誌渡辺編集長は上半期のヒット商品について「旅行や外食などを控える動きがある一方、新たなトレンドが目立ってきている。家庭回復傾向は加速している。ただ、ひたすら自宅にこもるのでなく、友人に自慢できたり、自己顕示欲をくすぐる商品が売れる“魅せる巣篭もり”や安近短レジャーならぬ、安全安心で堪能できる近場のレジャー“安近堪”の傾向が見えてきた」と分析する。
2011年下半期ブレイク候補には、自転車ナビの「NV-U37」、「大都市長期滞在ツアー」、全番組録画ができる年末発売予定のレコーダー「スパイダーゼロワン」(仮称)、謎めいた味が売りのガム「ストライド メガ ミステリー」などが候補に挙がった。健康美容関連では、プロ仕様の頭皮ケアシャンプー「ノズ パフューム コレクション」、女性向けのヘルシーちゃんぽん店「リンガール東京」がリストアップされた。
未曾有の大震災に襲われた東日本。その影響は各方面に出ているが、そうした中でも必ずヒット商品は生まれる。激動の2011年のヒット商品レースの行方を占う上で、必見の上半期&下半期展望の詳細が掲載される「日経トレンディ7月号」(550円)は、6月4日に発売される(一部地域6月3日発売)。