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化粧品事業のリブランディングを宣言/ファンケル

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(株)ファンケル(神奈川県横浜市、代表取締役社長執行役員・成松義文)は2012年1月18日、化粧品事業の新たなブランド構築を図るべく、リブランディングを宣言した。コーポレートロゴを一新し、ブランドステートメントを新たに「Nothingbut Beauty」に制定した。

1980年の創業以来、無添加にこだわり続けた同社の化粧品事業。着実にそのコンセプトが浸透する一方、市場に製品があふれるとともに“無添加”の真意が薄れつつあった。海外展開を本格化するタイミングとそうした課題克服への思いが合致し、今回のリブランディング宣言となった。

「化粧品事業の新たなビジョンでは“無添加”のノウハウを訴求価値の中核に据え、“グローバル・プレミアム・ブランド”としての地位確立を目指す。今一度しっかりと無添加の価値を訴求し、世界を見据えて、ブランドを進化させ、次のステージへ進みたい」と同社成松社長は、リブランディング宣言へ込めた思いを説明した。

新ロゴは、水を吸い上げる力を表現。世界的に活躍するデザイナー、吉岡徳仁氏が開発した。ブランドステートメントには、すべての女性を美しくしたいという思いから、“美のための成分以外は一切ない”という、無添加の本質を表現した意味を込めた。

新ロゴの誕生にあわせ、3月 20日には、新・無添加スキンケアライン「モイスチャライジング」「エイジングケア」「ホワイトニング」「アクネケア」「メン」「ファンケル BC」ライン(価格: 500円~6,000円<税込> 31品目・39品種)を通信販売および直営店舗にて新発売する。いずれも肌悩みの根本原因に働きかける「マルビジン含有花エキス」を配合するなど、素肌を純化することで肌の自然美化力に働きかけるコンセプトで、無添加スキンケアの効果を最適化している。

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グローバル展開を見据え販売戦略も強化する。具体的には同社が有する複数の直営販売チャネルを活かし、シームレスな販売環境を構築。一人ひとりの顧客に対し“複数の媒体やツールを通じた複合的なコミュニケーション”と“個客ごとの最適なサービス提供”を行うことで、無添加化粧品が価値あるものとなるようそのアプローチを進化させる。 新導入する肌悩みケアのための「ファンケル パーソナル カウンセリング プログラム」は、端末で顧客ごとの肌状態を診断。最適な無添加化粧品を提案するもので顧客管理を進化させたシステムとなっている。

今後、大々的に広告展開も図り、年内にも国内の土台を固め、2013年の春以降に海外での化粧品事業のリブランディングに着手する。また、健康食品事業についても、2013年に新戦略を打ち出し、テコ入れを図る。