「日本を健康にする!」研究会(事務局:東京都千代田区)は2012年2月18日、都内で第3回機能性素材セミナー ~「還元型コエンザイムQ10の可能性」~を開催致した。会場は定員の150人で埋まり、内容はUSTREAMを通じ、ネットで世界へ向けライブ配信された。
セミナー前半では大阪市立大学大学院医学研究科システム神経科学教授の渡辺恭良氏が「抗疲労食~疲労軽減で進める健康医学~」の演題で講演したの皮切りに、金沢大学医学系研究科補完代替医療学研究室特任教授の鈴木信孝氏が「食と予防医学~医療現場における機能性食品~」をテーマに、東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科ヘルスフード科学寄附講座教授・矢澤一良氏は「ヘルスフードの機能性・安全性」のテーマでそれぞれレクチャー。学術的側面から、最新情報を交え、還元型コエンザイムQ10の可能性について解説した。
後半では、現場で活躍する人の声として、中央大学水泳部監督の高橋雄介氏が、トレーニングにおける還元型コエンザイムQ10のパフォーマンスについて、多くのトップアスリートの栄養サポートを手掛ける栄養管理士の石川三和氏はその実際とノウハウを公開。被災地仙台の東北大学病院で栄養管理の陣頭指揮を執った岡本智子氏は、いかにして未曾有の災害による危機を乗り切ったのかを報告、日本トレッキング協会常任理事の田口克己氏は、トレッキングブームのj実態とその楽しみ方をレクチャーした。
会場では、還元型コエンザイムQ10を活用した市販のサラダや機能性おやつも用意され、従来のサプリメント素材とは一線を画す注目の新素材について、さまざまな角度から情報提供が行われた。