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伊・プラセンタ原料メーカーが拡販視野に来日

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(株)公知貿易(大阪府大阪市、杉山勝巳社長)が取扱う「豚プラセンタエキス」を製造するコンスタンティーノ社(イタリア・トリノ、以下コ社)がこのほど来日。日本での供給量を順調に伸ばす同社は、品質の高さをアピールした上で、2014年までに日本への供給量を同社のグローバルシェアの4割としたい意向を明らかにした。

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――今回の来日目的は?

コ社 プラセンタやその他の製品を日本に拡販するとともに、日本マーケットを視察するためだ。

――日本ではプラセンタの需要が右肩上がりとなっているが、貴社のプラセンタの特長はなにか。

コ社 1922年の創業以来、主に臓器抽出や酵素関連の生化学製品を製造している。そうした実績に加え、EUにおける厳しい基準をクリアしたイタリア産豚の獣医証明のある安全な胎盤のみを使用している点。さらに独自の技術で加水分解し、100%純末として仕上げている点が特長的だ。

――体感やエビデンスはどうか。

コ社 プラセンタはヨーロッパでは主にコスメとして使用されている。体感については、直接の声はないが、高いリピート率を見れば自明だろう。我々も実際に使用し、実感している。弊社でも現在、ヘアケア製品などの試作をし、効果測定の最中だ。食品用途としては自社として特にエビデンスを取ってはいないが、今後、公知貿易と協力しながら、そうした部分も充実させていくつもりだ。

――日本市場についてどうみているのか

コ社 供給を始めた2010年は我々のグローバルシェアにおいて、ゼロに近い数字だったが、2012年には15%、2013年は35%になる見込みで、非常に高い伸びを示している。当然有望であり、最も重要なマーケットと捉えている。

――さらに需要を喚起するためになにか策はあるのか

コ社 今回の視察で、日本市場が何を求めているのかをより明確にし、それを製品にフィードバックする。すでに日本に流通するプラセンタ原料と比較してもなんの遜色もないことは確信しているが、さらに製品力を高めることで、供給量を伸ばしたい。イタリア人というのは職人気質で、製品に磨きをかけることにはトコトンこだわる人種なんだ。必要であるなら、エビデンスも取るし、馬や羊由来の対応も検討する。

――今後プラセンタがさらに伸びる上で、伸びしろがあるとすれば、なになるのか。

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コ社 現在は40歳以上の女性のニーズが多いが、もっと若い層の需要を掘り起こしたい。男性にも強壮ニーズがあるので、そこも狙い目だろう。また、韓国やロシアなどで、食品用途での拡販も期待できる。東南アジア諸国に対しては、品質の高い日本製品を最終製品として出荷することでより付加価値がつき競争力も高まるだろう。

――最後に今後の目標、ビジョンを聞かせてください。

コ社 先ほどもいったように製品力には自信がある。それを公知貿易との協力体制をさらに強めながら、さらに日本市場向けに磨き上げ、より多くの人に弊社の製品のよさを知ってもらいたい。それが、より供給増につながることを確信している。2014年には、弊社におけるグローバルシェアの4割を日本にすることを目指したい。

2013年02月27日 20:10